プロが教える「良いソファ」の選び方!人気ブランドが良いワケじゃない。
選び方で部屋の雰囲気が変わる、ソファー選びのポイントとは?サイズの決め方、色やデザイン、大きさなど、インテリアの中心となる大型家具「ソファー」の選び方を解説。
こんにちは、インテリアコーディネーターの林通子です。
一人暮らしのワンルームでも、ご家族で過ごすリビングでも、「お部屋の主役となるのはソファ」と言っても過言ではありません。
ソファは、そのお部屋でどんな風に過ごすか、理想の暮らし方を考えたときに、とても重要なアイテムとなります。また、ソファは、スペース的にも経済的にも大きなポイントになるので、一度購入すると、早々簡単には買い替えが出来ないものです。
「思っていたイメージと違う」や「大きすぎた」など、実際に使ってからこんな思いをしないように、お気に入りの空間で心地よく過ごせ、そして飽きずに長く使うことのできるソファを購入したいものです。
今回は、あとで後悔しないソファを選ぶポイントについてお話しましょう。
まずは、置きたいお部屋の大きさを測ってみましょう。
お部屋全体ではなく、置きたいスペースの大きさでも構いません。
ソファを置くレイアウトとしては、主に次のようなパターンが考えられます。
- テーブルを平行に並べる「直列レイアウト」
- テーブルを挟んでソファを置く「対面型レイアウト」
- ソファをL字に配置する「L型レイアウト」
- お部屋のコーナーに向かってソファを置く「コーナーレイアウト」
ですが、これらのレイアウトの中には、お部屋の大きさによって、現実的に実行するには難しいレイアウトもあります。
そのため、まず、ソファを置くのに、どのくらいのスペースが使えるか、確認することが必要となります。
どのくらいのサイズのソファが置けるのか確認する際の、チェックポイントは次の3つです。
- 配置するスペースの大きさを大体把握する。
- テーブルとの間や、人が通るスペースを確保する。
- 家具やドアの開閉に十分なスペースを確保する。
また、ここで注意しなければいけないのは、選んだサイズのものが搬入可能か、とうことです。
玄関や階段、廊下など、そのサイズのソファを問題なく搬入できるか、必ず確認しておきましょう。
次は、ソファでどんな風に過ごしたいのか、自分の理想のイメージを描いてください。
これにより、選ぶソファのスタイルが決まります。
- 「夜、ゆっくりとTVや映画を楽しみたい」
- 「読書するのに使いたい」
- 「お客様をおもてなししたい」
- 「休日にはゴロンと横になって過ごしたい」、など
スタイルが決まれば、次はデザインです。
ソファには、二人掛けなど、同じサイズのものでも、下のようないろいろなデザインのものがあります。
これは、それぞれの好みやインテリアのテイストによって変わってくるので、ご自分のイメージにぴったりと合ったデザインのものを選びましょう。
また、デザインは形だけでなく、張り地も重要なポイントになります。
張り地には、「レザー」のように長く使えば使うほど味わいが出てくるものや、比較的コストがかからず、お手入れも簡単な「合成皮革」や、生地の風合いや色味が豊富にある「ファブリック」など、様々なものがあります。
これらの素材の性質を理解し、暮らし方に合う張り地はどんなものがいいのか、考えてみましょう。
上に挙げた、3のデザインまでは、カタログやネットでの情報などで検討できますが、座り心地については、想像しているだけでは決められません。
ここまで決まれば、あとは実際の家具店やインテリアショップなどで、座り心地を試してみましょう。
いくら頭でイメージを膨らませていても、実際に座ってみると「思っていた以上に座面が柔らく、沈み込んでしまうように感じた」、「硬くて心地よくなかった」、「座面が低い」、「ヘッドの部分が低く、リラックスできない」、「ヘッドレストやオットマンがあった方が良かった」など、人それぞれに感じ方が異なります。
お部屋で、ソファに腰かけている、くつろいでいるイメージを描きながら、納得いくまで試してみることが大切です。
最近では、気軽に家具を購入することができる「ファストインテリア」と呼ばれるようなショップが多く出店し、ソファも購入しやすくなりました。
ですが、コストや搬入のことを考えれば、容易に次から次へと買い替えられるものではありません。
それ故に、上記のポイントに留意し、二度と失敗しない、満足度100%のソファ選びを実践してください。
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京都・滋賀を中心に稼働中のインテリアコーディネーターです。日々の暮らしを愉しみ、心地よく過ごす・・・そんな空間創りをお手伝いさせていただきます。
ホームページ:interior design LaBlanche (https://www.lablanche0721.com/)
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