体を硬くするNG生活習慣って?硬い身体を柔らかくする4つの改善法 [ヨガインストラクター直伝]

知らず知らずのうちに体を硬くする生活習慣とその改善方法を紹介。体を柔らかく保って、健康的な毎日を過ごしましょう。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
体を硬くする生活習慣と改善法

こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。


寒い季節は、外にいると体が凍りそうな日もありますね。

寒いと無意識に体に力を入れて縮こまらせて、余計に体は硬くなります。

 

今回は、体を硬くする生活習慣とその改善法をご紹介します。

 

 

筋肉はどういう時に硬くなるの?

先ほど、寒さで体がこわばることに触れましたが、他に知らず知らずのうちに体を硬くしている習慣はあるのでしょうか。

 

まず、風邪を引く直前や引き始めは、筋肉が硬くなったり痛くなったりします。
また、イライラとストレスを感じた時、肉食や塩気の多いものを食べ過ぎた時、運動不足でも体は硬くなります。

 

それでは、一つひとつの要因について、体が硬くなる理由と柔らかくする対処法について、ご紹介しましょう。

 

 

改善法1 体調不良は身体を固くする

風邪を引くのは、心身にたまった老廃物・不用物を流し去るデトックスの意味もあります。
ストレスを溜めたり、食べ過ぎたり、そうして毒がたまっているところへ、冷えやウイルスなどが入ってくるきっかけがあって、風邪を引いてデトックスをします。

風邪を引く直前は、老廃物の溜まり方が限界に達して体が硬くなります。

そして、風邪で咳や熱、鼻水などを出し切って体がゆるむと、筋肉も柔らかく戻ります。

 

体を柔らかくする習慣は次の2つです。

 

  • 風邪を予防するために、疲れを溜めない、冷やさないこと。
  • 万一風邪を引いたとしても、デトックスとプラスにとらえること。

 

未消化物を溜めないよう無理に食べずに老廃物を出し切り、すっきり治すのがポイントです。

 

改善法2 肉食・塩気の多い食事の過食をしない

肉や塩は極陽性の食品で、体をぎゅっと硬くします。
また、過食は体の隅々に燃焼しきれなかった老廃物を溜め込むことになり、それが筋肉や関節、また脂肪も硬くします。

消化してすっきり排出できる、負担の少ない食べ方・量にすることが、体を柔らかく保ちます。
腹八分、野菜を含めて水分もしっかりと摂り、豆類でタンパク質を補いましょう。

改善法3 緊張・ストレスを和らげる

緊張やストレスを感じたままでいると、筋肉は硬くなります。

一方、緊張を和らげリラックスした状態であれば、柔らかい筋肉と関節を作ることができます。

そのためには、イライラを感じたら息を吐き切り、自然にお腹をゆるめて深い腹式呼吸をするのがお勧めです。
リラックスしてできる適度な運動、関節を大きく動かすヨガや水泳などもいいでしょう。

改善法4 お肉と同じ!たたく、こねる

食用のお肉を買ってきて柔らかく調理する時、お肉をトントンと叩きます。
固い生地はこねて柔らかくします。


それと同じように、自分の筋肉(体)もトントンと叩いたり、こねたりしてみましょう。
呼吸も深くして水分も摂り、柔らかく保ちます。

おわりに

意外な習慣が体を硬くしていること、また、その習慣をひっくり返していくことで、体を柔らかくする土台をつくることができることもご理解いただけたでしょうか。

快適な生活で、心も体も柔らかく保ちましょう。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com