唇が腫れて痛い、かゆい!何が原因?口が腫れたときの治し方

執筆者: 高野絵梨香
唇が腫れてる!なぜ?

なんだか唇が熱いような気がして鏡を見ると、パンパンに腫れていて驚いた経験はありませんか?

 

なにしろ顔なのでメイクをしても目立ちますし、取りあえずマスクをして隠す…。

このままだと食事時もヒリヒリ痛いので、早く治したいですね。

 

特に疲れている時や季節の変わり目に多いこの症状、原因と対処法を探っていきましょう。

 

 

唇の腫れの原因

急に唇が腫れる原因は、主に以下が考えられます。

 

口唇ヘルペス

「単純ヘルペスウイルス」というウイルスにより、唇の痛みや炎症、水膨れが出来る症状です。

発症は珍しくなく、免疫力の低下や、口唇ヘルペスを持つ人とのキスなど接触で発症します。

 

  • 対処法

1~2週間で完治しますが、早く治したい場合は皮膚科へ行きましょう。

軟膏などで簡単に治すことが出来ます。

 

アレルギー反応

口紅を塗った後、赤くヒリヒリするという方は、アレルギーでの腫れかもしれません。

歯磨き粉や、刺激の強い食べ物などでも同様の症状が起こります。

 

また、花粉症の人もこちらに当たります。

 

  • 対処法

「これかな?」と原因が分かるのであれば、そのアイテムを使用するのは止めましょう。

刺激を与えないよう洗い流し、そのまま自然治癒を待ちます。

 

ストレスによる口角炎など

ストレスにより免疫力が低下し、口角炎や炎症を引き起こす可能性があります。

特に睡眠不足や、ストレスで大量消費されるビタミン群が不足すると起きやすい傾向にあります。

 

  • 対処法

いつもより多めの睡眠を心がけましょう。

可能であればストレス解消対策やリラックスタイムを作り、メンタルの安定を心がけましょう。

 

日焼け

日焼けをするのは肌だけではなく、瞳や髪の毛も同様。

そして唇は皮膚が薄いので紫外線の被害を受けやすい箇所です。

 

もしレジャーなどで長時間外出をした後、唇が腫れてヒリヒリしており、赤くなっている場合は、日焼けが原因かもしれません。

 

  • 対処法

日焼けはとにかく早く冷やすのが一番。

ハンカチなどに包んだアイスノンで冷やし、ほてりが静まったら、お肌と同様のスキンケアを行って下さい。

 

クインケ浮腫(血管神経性浮腫)

こちらもストレスなどで血管神経が興奮し、赤く腫れあがってしまうじんましん症状です。

じんましんのように顔や喉などに浮腫が出来ることが多く、倍以上の大きさになることも。

 

対処法

原因特定は難しく、少しでもむずむず・ピリピリなどの症状が出た時点で病院へ行き、抗ヒスタミン剤などを摂取するのがよいでしょう。

 

また、じんましん同様、ストレスや睡眠不足、生活の乱れなどが絡み合うと発症しやすくなるようなので、繰り返す人はライフスタイルの見直しが必要かもしれません。

 

 

おわりに

唇が腫れている時のリップメイクは避け、出来ればリップクリームも刺激になるので止めた方が無難です。

どうしても唇の皮剥けやガサガサが気になるようであれば、ワセリンなどを薄く塗りましょう。