腰痛予防や骨盤のゆがみ解消、冷えやむくみにも効果がある、股関節ストレッチの方法やヨガポーズをご紹介。股関節の筋肉を伸ばして柔軟にし、身体バランスを整えましょう!
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
腰痛や、骨盤周りのアンバランスな姿勢の崩れを自覚することはありませんか?
デスクワークや満員電車など、同じ姿勢を長時間続けたり、不自然な姿勢で体にストレスをかける機会の多い私達は、痛みやゆがみがあっても少しもおかしくありません。
そこでカギになるのは、股関節です。
股関節の周りには、片側だけで27種類もの筋肉が覆っています。
これらの筋肉が十分柔らかく弾力があれば、骨盤周りや腰への負担も減り、痛みやひきつれがなくなっていくのです。
複雑に絡み緊張した股関節の筋肉を伸ばし、バランスを整えるストレッチをご紹介します。
1.仰向けになり、右脚を伸ばして持ち上げて、つま先にフェイスタオルをかけて両手で持ちます。
2.息を吐きながら、腕の重みを利用して少し引き寄せ、脚の裏側のストレッチをします。
3.深呼吸を5回繰り返します。
4.次に、右手でタオルを持ち、息を吐きながら右外側へゆっくりと倒していきます。
左肩・背中・腰・お尻が、浮いて床から離れることのないようにしましょう。
右足は、床に着けずに浮かせておきましょう。
内ももの付け根のストレッチ感を感じながら、深呼吸を5回繰り返します。
5.息を吸いながら中央に戻します。
6.今度は、右脚に掛けたフェイスタオルを左手で持ち、息を吐きながら左側へ足だけ倒します。
右肩・背中・腰・お尻が、浮いて床から離れないよう気をつけましょう。
7.深呼吸を5回繰り返し、息を吸いながら中央に戻します。
8.ここまでを、反対足でも同様に行います。
このストレッチは、坐骨神経の圧迫を解放するので、腰痛や下半身の冷え・むくみにとても効果的です。
1.仰向けになり、両膝を立てます。
2.右足首を左膝にかけ、両手で左膝裏か左膝表を持ち、引き寄せます。
骨盤は床につけておきましょう。
3.右のお尻(股関節)の気持ちよい伸びを感じながら、深呼吸を5回繰り返します。
4.反対足でも同様に行います。
骨盤を中心として、全身のゆがみを整えるストレッチです。
1.仰向けに寝転がり、右膝を左手で持ちます。
2.右腕は肩の横へ伸ばして、目線も右へ向けたまま、息を吐きながら右膝を左側へ持っていきます。
3.右腕と右脚の重みを感じながら、リラックスして深呼吸を5回繰り返します。
4.息を吸いながら脚を元へ戻します。
5.反対足でも同様に行います。
股関節を柔らかくし、硬さやゆがみを取り、骨盤の調整になるポーズです。
1.うつ伏せで両手を斜め下へ伸ばします。
2.顔を右に向けて、右膝を曲げて外側へ出します。
3.右股関節と右膝を90度に曲げ、右内ももや右股関節、お腹が、できるだけ床へ着くようにして脱力します。
4.腰周りが温かくなるのを感じたら元に戻り、反対足でも同様に行います。
ももの前後の柔軟性のバランスを整え腰痛の予防、そけいリンパの流れを良くして脚のむくみを取るストレッチです。
1.うつ伏せのまま、右膝を曲げて、右手でつま先を持ちます。
2.右かかとをお尻に引きつけ、脚のつけ根は床にしっかりと押しつけるようにします。
3.ももの表側の筋肉の気持ちよい伸びを感じながら、深呼吸を5回繰り返します。
4.反対足でも同様に行います。
1.両足を正座にし、上体を前に倒して両手を前に伸ばします。
2.肩・背中・腰の気持ちよい伸びを感じながら、深呼吸を5回繰り返します。
お尻を左右にずらすと、股関節がよりストレッチされます。
ストレッチをする中で、硬くなっている所があることに、改めて気がついたのではないでしょうか。
硬い所があると、そこが痛くなるとは限りません。
硬い筋肉が、柔らかかった周りの筋肉を道連れにして引っ張り、それが痛みやゆがみを生むこともあるのです。
痛みやゆがみの元になる、固まった筋肉をほぐしていく股関節ストレッチで変化を実感してみてくださいね。
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