手紙とはがきの正しい書き方。書き出しや季語、結びのビジネスマナー
手紙とはがきの基本的な書き方・形式を解説。電話やメールでは失礼にあたることもありますので、書き出しや季語、結びなど基本のビジネスマナーを学んでおきましょう。
こんにちは、マナー講師のやまだ理沙です。
今は、携帯電話やインターネットの普及により、なんでもメールで済ませてしまいがちです。
メールの方がより早く手軽なので、ビジネスでも多く利用されていますよね。
そのため、手紙やはがきを書くことが少なくなっています。
ですが、きちんと感謝の気持ちを伝えたいときや、お詫び、お悔やみ等は、手紙でちゃんと伝えたいものです。
電話やメールでは簡易すぎて、失礼にあたることもあります。
社会人として無礼だ、非常識だと思われないためにも、きちんと手紙を書けるようにしておきたいものです。
そこで、今回は「手紙の基本のマナー」をご紹介します。
「拝啓」など、手紙の一番初めにくる言葉で、末文の結語とセットで用います。
次に、季節のあいさつを書きます。
【時候のあいさつ文例】
- 陽春の候
- 桜が綺麗な季節となりました
- 新緑の候
時候のあいさつが済んだら、次に相手のことを気遣う言葉を書きます。
もし、既に元気なことを知っている場合は、「お変わりないこととお喜び申し上げます」といった文にします。
このように、自分の様子を伝えます。
今回の手紙の用件を書きます。
礼状であれば、お礼の言葉を、またお祝いなら、祝福の言葉を書きましょう。
読みやすいかどうかを意識し、あまり長々とならないように、まとめて美しく書くようにしましょう。
改行にも気をつけましょう。
結びのあいさつをします。
相手の健康を気遣った言葉を忘れずに書くようにしましょう。
行を変えて「かしこ」などです。
「拝啓」には、「敬具」や「かしこ」を使います。
ただし、「かしこ」は女性のみ使用する言葉で、男性は使いません。
後付けとは、次のような、手紙を締めくくる最後の部分を言います。
手紙では3つとも書きますが、はがきの場合は日付のみ記入し、署名や宛名は省略するのが一般的になっています。
2,3行空けて、手紙を書いた日付けを入れます。
そして、次に名前をフルネームで書きます。
親しい人には、名前だけでも大丈夫です。
○○様といったように行を変えて、宛名を書きます。
基本的な手紙の書き方をマスターしておけば、いざとなったとき、スムーズに書くことができますよね。
手紙はおっくうだな、というイメージを持っていた人でも、ぜひ書いてみてください。
もらった人は嬉しいものです。
字が綺麗じゃないからという人も、丁寧に心を込めて書けば、気持ちは伝わるものです。
ぜひ積極的に書いてみてはいかがでしょうか。
|
|
|
|