美エイジング®プロデューサー桜井まどかです。

日照時間が少なくなる梅雨時、そして雨。

落ち込んだり、イライラしたりするなど、天候によって感情も左右されていませんか？

そんな時は、日常のオシャレを色彩心理学の視点で考えてみるのがお勧め。

「色」のパワーによって感情を輝かせ、魅力をアップすることが出来ます。

曇天のもとでは、色は明度が高く、白に近い色が明るく見える傾向にあります。

梅雨時の代表、紫陽花をイメージしてみてください。
雨でグリーンの色が濃く茂る頃は、少し薄暗く見える一画に、白から変化していく淡いカラーグラデーションの紫陽花が目に付きます。

優しい花色にホッと癒されたり、美しいと感じられます。

日光の量が少ない時期には、白を多く含む「明度が高い色」や、繊細でニュアンスのある色の存在が素敵です。

紫陽花は、そのどちらも併せ持つお花なのです。

また、紫陽花はモチーフとしても幸せを感じやすい形をしています。

ガク咲きという平たいものは、夜空に咲く花火のようですし、ころんと丸く連なるように沢山咲いている手鞠咲きは、棘や角のない柔らかさを感じ、幸福感にも繋がります。

このように眺めてみると、紫陽花は色とモチーフ、どちらも身近に取り入れてみたくなるお花ですね。

傘やバッグなど、小物に紫陽花色や、紫陽花のカラーグラデーションの中にある白に近い淡い色を選ぶと、曇天や雨天のもとでも、際立つ存在になることができます。

多くの人達の中から1歩抜きん出た印象は、「キレイ」に通じます。

 「紫陽花の効果」に加え、デザインがトレンドであったり、楽しい気持ちになれたりする物によって、自分自身の個性も表現しましょう。

素材は水濡れにも強いプラスチックや、変色・変質の心配のないビニール製に変えると安心できます。

アクセサリーは、雨の日はフェイクな素材のものの方が、気楽に身につけることが出来ます。

素材によっては、防水スプレーでコーティングするひと手間をかけましょう。

雨に強い、雨に負けないという心理状態を創ることで、大切なチャンスを逃してしまうことがありません。 

普段はチャレンジしない素材(テクスチャー)やカラー、モチーフにチャレンジすることができるのが、梅雨時です。身の回りの小物のセレクトに紫陽花の色をテーマにするなど、雨天に映える色にこだわってみると、オシャレ効果が高まります。

「梅雨だから」「雨だから」と、オシャレを諦めたり手抜きをしてしまう人も多いなか、むしろ、雨の日もどんどん外出して、積極的に雨を楽しんでみませんか？

紫陽花は、土壌の成分や、咲き始めから散るまでの間に花色を変えることから、「七変化」という別名もあります。ほんの少しの工夫やアイデアで、清々しく美的な印象を高めることが出来る、女性とオシャレの関係性を表したようなお花ですね。

紫陽花色から、色彩と心理の関係性をイメージして、この時期でしか味わえないオシャレを楽しみましょう。