梅雨のむくみは「水毒」が原因?雨の日の体調不良を和らげるポイント

梅雨時期のむくみ・体調不良は「水毒」が原因かもしれません。水毒を改善する漢方や東洋医学的なポイントを紹介します。

執筆者: 漢方Kaon 職業:漢方アドバイザー
梅雨時期は身体がむくむ…なぜ?

こんにちは、漢方アドバイザーの寺井麻友です。

 

じめじめと蒸した空気、長雨に暗い空。

梅雨など湿気の多い季節は、気分はだんだん鬱々し、偏頭痛も酷くなり、おまけに何だか体は重だるいと感じる方も多いようです。

 

それは、体に溜まった「水」の仕業かもしれません。

 

 

水毒チェックをしてみよう!

漢方では、体に水が多過ぎ、動かずに溜まっている状態を「水毒」と呼びます。

 

「体に水が溜まる」と聞いて、どんなイメージが湧いてきますか?

ご自分でも分かる水毒チェックをしてみましょう。

 

その1:足のむくみ

靴下やレギンスの跡が、くっきりついていませんか。

 

足のむくみは、足に水がたまっている状態。

夕方になるにつれて重くなり、辛いですね。

 

その2:お腹がチャポチャポ

横になってお腹を軽く叩いてみると、チャポチャポッと感じませんか。

 

それは、お腹に溜まっている余分な水の音。

お腹にいつも水を抱えている状態です。

 

その3:舌に歯型跡がある

舌を見て、ギザギザと歯型がついていませんか。

 

これは、舌にも余分な水が溜まってむくんでいる状態。

舌も、足と同じようにむくむのです。

 

当てはまる項目があったら…

このどれか1つでも当てはまる人は水毒、つまり、体が水溜まりになっています。

 

特に2や3に当てはまった人は、自覚のないまま体に余分な水が溜まっている状態。

これを機に、気を付けてみましょう。

 

水毒が引き起こす症状

体に溜まった水は、頭痛や耳鳴り、めまい、腰痛や関節痛の原因になります。

はたまた気分が塞いだり、何事も面倒と感じて動けなくなることもあるでしょう。

 

万病の元「冷え」とも関係がある

怖いのは、常に体に水を抱えた状態の水毒は、プールに浸かっているのと同じということ。
真夏のプールでも、1日中入っていると体が芯から冷えてしまいますよね。


つまり、水毒は万病の元である「冷え」の原因にも繋がるのです。


そこで、特に水が溜まりやすい梅雨の時期を、スッキリ過ごすためのポイントをご紹介します。

体を冷やさず温めましょう
冷たい物の飲食はNG!

蒸し暑くなってきて、冷たいビールやアイスコーヒー、ひんやりスイーツが欲しくなりますが、漢方的に、それらはほどほどにしましょう。

 

温かい物を選ぶのが賢明です。

 

氷入りドリンクのがぶ飲みは控えて下さい。

冷たい飲み物や食べ物は、体をうんと冷やして水分が溜まり、水毒を引き起こす要因になります。

 

冷房にも気を付けて

そろそろ冷房が使われ始めていますが、特に、素足で冷房の風を浴びると、一気に体が冷えてしまうので注意が必要です。

 

冷えは翌日に持ちこさない!

もし、冷たい物を口にしたり、素足にサンダルでお出掛けをした日は、おへそと三陰交(内くるぶしから指4本上)のツボに温灸をしましょう。

体を芯から温めることができます。

 

 

その日の冷えは、その日のうちに取るのが鉄則です。

嫌がらず汗をかきましょう
1日1回は汗をかく

漢方では、汗はとても重要。

お散歩やストレッチ、そして湯船に浸かることで、手軽に汗をかくことができます。


湿気が多いこの時季は、普段の皮膚呼吸の水分放出がし辛くなり、体に水が溜まりやすくなっています。

1日1回、じわっと汗をかいて、いらない水を体の外に出しましょう。

 

汗の質をチェック

そして汗の質もポイント。

サラッとした気持ちの良い汗が、良い汗です。

 

ベタベタした汗や寝汗などは、体力が落ちている悪い汗のサインです。

まずは、休養したり漢方薬を飲んだりして、体力を上げることから始めましょう。

 

お気に入りの香りをまといましょう

湿気が多くて気分が滅入りがちになると、それにつられて、体の水も動き難くなります。

 

そんな時は、好きな香りをシュッと一吹き。
香りは、一瞬で気分を晴れやかに変え、体の水が動き出すきっかけになってくれます。

 

ぜひ、お気に入りのオーデコロンを見つけてみて下さいね。

水毒症状をやわらげてスッキリしたボディに

今の季節を、楽しもうとすることもお勧めです。

 

心を静かに、窓に掛かる雨粒のきらめきや、静かな雨音に耳をそばだてる。
お気に入りのレインブーツや新調した傘の出番にワクワクする。

子供心に返って、長靴で水たまりにパシャッと入る感覚を楽しんでも良いでしょう。

 

雨の続く今にしかできない楽しみを、何か1つ、探してみて下さい。

 
 コラムニスト情報
漢方Kaon
性別:女性  |   現在地:東京都中央区銀座2-6-5銀座トレシャス7F 対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座内  |   職業:漢方アドバイザー

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