美エイジング®プロデューサー桜井まどかです。

夏休みや帰省、お盆の時期は、家族以外にも親戚や疎遠になっていた人と話したり、お墓参りや仏壇と接する機会も増えます。

これらは心の文化として捉えることが出来ます。

仏壇業者による組合は、仏壇の存在が人の心理に及ぼす影響について、次のように解説しています。

Photo by Yuko Asaki

仏壇が心のよりどころになっている一方で、多忙な人や高齢者など、仏壇に供える花・仏花（ぶっか）の管理を頻繁にすることが難しくなる場合が増えています。

真面目な人ほど、「仏壇のお花に手をかけてやる事が出来なかった」と、悲しい想いをした結果、仏花を供えることを止めてしまうことも。

もしもこのような心配がある時は、和洋どちらのインテリアにもなじむ、アーティフシャルフラワー（造花）の仏花も取り入れてみませんか？

遺された人の想いを代弁するような素敵なデザインで、花器もデザインの一部として楽しめるフラワーアレンジメントの仏花をご紹介します。

Photo by Yuko Asaki

新しいタイプの仏花に使用される花材は、従来の仏花に比べて色も形も様々な姿を見せてくれます。

アーティフィシャルフラワーであっても、仏花としての基本を踏襲し、棘のないタイプや香りの強くない花が用いられています。

上記は花材の一部ですが、清楚や華やかさなど、仏花の選択肢が一気に広がり、和室や仏壇のないお宅にも馴染みます。

通常は1対（2セット）とされていますが、住空間も考慮した1セットも可能です。

Photo by Yuko Asaki

天使のガラスドーム型に守られ、アーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワー、キラキラと輝くスワロフスキーのアクセントのあるデザインも、仏花としては新しいタイプです。

美しい姿を長く留めてくれる仏花を生活に取り入れれば、故人との絆は消えてしまうことはなく、安心感や大切に守られているという感情を仏花によって確認できます。

Photo by Madoka Sakurai

花は様々な環境のもとで進化を遂げ、自然が生んだ造形美です。

想いを形に表し、代弁してくれる仏花を目にして手を合わせるたび、故人と自分との繋がりを感じることが出来る存在なのです。

今を生きる私たちは自身にできることで、先祖や先に旅立っていった人たちへ感謝を表していくことが大切です。

この夏は仏花に注目してみませんか？　

秋からの目標や、自分らしく生きることについて新たな発見が出来る時間になるかもしれません。

画像協力　仏花専門ショップ Fleur de Muguet（フルールミュゲ）