「嫌われてる」「好かれてる」それ思い込みかも?事実を正しく認識しよう (2/2)

「あの人は私のことが嫌い」「好かれてるかも」それは本当?思い込みの激しい人がやりがちな思考傾向と注意ポイントを解説。

執筆者: 藤田洋子 職業:心理カウンセラー
悪いと思う出来事でも、決してマイナスだけではない

人はとかく、相手や物事に対して「良い悪い」「善か悪か」「好きか嫌いか」という二択の判断をすることが多いものです。


また、その判断を、他人や自分に当てはめて評価しています。
相手や物事、出来事に対して、このように悪いことであるというマイナスな意味づけや解釈によって、辛くなったり、苦しくなったりしていきます。

悪いと思う出来事でも、決してマイナスだけではないはずなのです。
その中には、良いと思えること、好きと思える出来事が存在しています。

 

悪いと思えることが、あなたを成長させることも

また、悪いと思える出来事の経験によって、そこから何を学べるのかということが、人が成長する機会を与えられていると考えることも出来ます。

 

自分の解釈に頼らず、事実を事実として受け入れることが大切。

意味づけや解釈は、良い方向にいくらでも転換することが出来ます。
それは、無理に思い込むことではなく、事実を事実として受け入れた時、マイナスな意味づけや解釈は無意味なものになるのです。

ですので、自分の解釈だけを頼りにしていては、事実を見ることは出来ません。

おわりに

何が起きても否定的に捉えることが習慣になっている人は、マイナスに解釈して苦しむ癖がついてしまっているのかもしれません。

 

事実と解釈を混同していないか、自分の思考を意識してみることで、事実に基づいた思考を身に着けることが大切になります。

 
 コラムニスト情報
藤田洋子
性別:女性  |   現在地:北海道札幌市  |   職業:心理カウンセラー

主婦であり、パートの仕事を持ちながら、心理カウンセラーとして活動しています。
コーチング、うつ病アドバイザーの資格を持ち、カウンセリングに取り入れています。
アダルトチルドレンの回復、人間関係などの相談を中心に、主にメールカウンセリングをしています。
心の在り方についてブログ更新中です。

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