「嫌われてる」「好かれてる」それ思い込みかも?事実を正しく認識しよう (1/2)
「あの人は私のことが嫌い」「好かれてるかも」それは本当?思い込みの激しい人がやりがちな思考傾向と注意ポイントを解説。
こんちには、心理カウンセラー藤田洋子です。
私たちは、目の前の出来事を事実として正しく見ているでしょうか?
眼では事実として見ていても、事実だけをありのまま受け止めたり、認識したりするのは、ごく稀です。
実は、目の前の出来事を事実のみで認識しているのではなく、自分が意味づけしたり、解釈したりすることによって受け止め、認識をしています。
同じ経験をしても、人によって受け止め方は違うもの
同じ経験をしても、人それぞれに、同じ出来事として受け止めているのではありません。
その人だけの意味づけされたことによって、出来事を認識しています。
同じリンゴを見ても、思うことは人それぞれ
例えば 目の前にリンゴがあったとします。
同じリンゴに対して、人それぞれの認識は違うものになります。
リンゴという事実に対して、ある人は「真っ赤なリンゴ」、また、ある人は「美味しそうなリンゴ」、リンゴが嫌いな人なら「なんでここにリンゴがあるんだ」なんて思うかも知れません。
リンゴという事実は変わらないわけですが、ありのままのリンゴを見ていても、それぞれの受け止め方が違って来ます。
事実とは、「リンゴはリンゴ」とそのまま認識することです。
問題の多くは「事実」と「解釈」を混同してしまうところにあります。
例えば、身近な人間関係を考えてみるなら、こんなふうに相手に対して思ったとします。
「冷たい態度をする人は私のことが嫌い」
これは解釈であり、相手の態度を見た時に自分なりの意味づけをしているということになります。
「冷たい態度」と一概に言っても 何を冷たい態度と感じるか、受け止め方は人によって違って来ます。
なぜなら、意味づけや受け取り方は、経験に基づいて判断され、好き嫌いや感じ方に違いが出てくるからです。
10人いたら10通りの経験に基づいて判断し、意味づけや解釈があるということになります。
- 相手は、あなたのことを嫌いかも知れないし、そうではないかも知れません。
- もしかしたら、相手は顔や態度に感情を出さない人なのかも知れません。
- 他の人を気にしないマイペースな人かも知れません。
また、逆に「あんなに優しい態度をするなんて きっと私のことを好きだと思っている」と思ったとしたら、どうでしょう?
相手を恋愛の対象として意識する時 最初の段階でこういう勘違いをすることはあるかも知れません。
こういう解釈や意味づけなら、ワクワクして嬉しい気持ちになるかも知れませんね。
実際には、好きかも知れないしそうではないかも知れません。
何を優しいと感じるかは皆同じというわけではありません。
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