過食、うつ、拒食症。つらい「摂食障害」を改善する考え方と呼吸法 (2/2)
美宅玲子
できるだけ刺激の少ない所を選びましょう。
薄暗く静かな場所が最適です。
トイレでもいいかも知れません。
今、自然にしている呼吸の早さや深さを感じてみます。
呼吸で動くお腹の様子を感じられるでしょうか。
呼吸を通して、頭の緊張感、顔のこわばり、肩の力などがゆるむのも感じられるようになってきます。
一呼吸ごとに、鎧のように固めていた体のガードがゆるんできた時に、心身の声が聞こえてくるでしょう。
「リラックスして気持ちがいいな」「お腹が空いているな」など。
そこですぐ、「あれを食べようかな」と考えたり、情報収集したり、「食べたらダメだ、太る」などと否定したりせず、ただ心身の声を聴いてリラックスするだけの時間を作ります。
体の声がかき消されたり、否定されたりせずに、安心して出て来てくれるように、焦らず何度でも練習するのです。
今自分の体が感じていることを肯定し、「心地いいね」「お腹空いたね」と認めることが大切です。
また、今行っている仕事なり遊びなりに夢中になることも、頭をすっきりさせ、ストレスを解消します。
私が15年以上かかってやっとたどり着いた心身の健康・幸せのコツは、ヨガが教えてくれました。
皆さんのダイエットも、心が健康で、トータルで幸せになれることを願っています。
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