着痩せ、細見え効果を発揮してくれる「黒」ですが、似合うか似合わないかという点から見ると、実はコーデが難しい色の一つ。上手なカラーコーディネート例は?

「黒」を着こなすコツは?

こんにちは。

カラーコーディネーター兼カラーセラピスト・パワーストーンセラピストの安田です。

今回取り上げるのは、定番色の「黒」。

10タイプ分類で、黒が似合うタイプと似合わないタイプ、さらに黒を取り入れる際に合わせる色とそのイメージについて、ご紹介していきます。

 

 

白と比べて知る「黒」の特徴

「黒」という色に抱くイメージには、どのようなものが多いでしょうか。

「都会的」「クール」「かっこいい」「不吉」「無難」などいろいろあるかと思います。

 

では、黒を見た時に抱く印象は、「軽い」と「重い」、どちらだと感じますか?

 

黒は、白より重く感じられる。

大きさと重さが全く同じ、白い箱と黒い箱があったとき、ほとんどの人は、白い箱を持ちたがると思います。

 

それは、言うまでもなく、白い箱のほうが軽く感じられるからです。

もちろん同じ重さの箱ですから、イメージの問題だけですが。

 

 

黒は、実際の大きさよりも小さく見せる。

同じように、黒を見た時に「大きく見える」と「小さく見える」、これはどのように感じる人が多いでしょうか。


例えば、白と黒の石を使う囲碁では、まったく同じ大きさにしてしまうと、白い石が大きく見えてしまうため、黒い石が一回り大きく作られています。


少し難しい言い方をすると、本来の大きさよりも小さく見える色を「収縮色」、大きく見える色を「膨張色」と言います。

これは、名前を知らなくても、みなさん日頃から身近に感じているはずです。
「白を着ると太って見える」「細く見せたいから黒を着る」という意識が、正にこの「収縮色」「膨張色」を日常生活に取り入れている例です。

 

 

収縮色の黒で、着やせ効果を狙う!

さて、夏になると薄着になるせいもあり、この「収縮色」「膨張色」を意識して、黒を着たくなる方が多いようです。
黒は、見た目に決して涼しげではなく、夏向きの色ではないと思いますが、やはり少しでも細く見せたい気持ちが勝つのかもしれません。

 

 

あなたは黒が似合うタイプ?似合わないタイプ?

痩せて見せる効果を発揮してくれる黒ですが、似合うか似合わないかという点から見ると、実は難しい色の一つです。

 

10タイプ分類で見てみましょう。

一般的にブルーベースの方には似合う色ですが、イエローベースの方には似合わないとされています。

ただし、10タイプ分類でディープタイプの方は、イエローベースであるオータムタイプの要素が入っていても大丈夫です。


反対に、10タイプ分類でライトタイプに分類される方は、1stシーズンがブルーベースのサマータイプであっても、あまり似合いません。

黒を取り入れる際は、グレーに近いような黒にしたほうが似合います。

 

 

黒に合う色を学ぶ

それでは、そんな黒を使ったカラーコーディネートをイメージ別にご紹介しましょう。
黒といえばクールなイメージのコーディネートが浮かびますが、今回のイメージキーワードは「クラシック」と「ジャパネスク」です。

現代的でスマートな「クラシック」

定番色の黒は流行に左右されない、ベーシックなコーディネートにも活躍します。
組み合わせる色もニュートラルカラーにし、「クラシック」というキーワードの中にも現代的でスマートな印象を作ります。


合わせる色を薄い色(明るい色)にすると、夏の黒も涼しく着こなすことができます。

 

 

浴衣の着こなしにも!「ジャパネスク」

和風な色使いで「雅(みやび)」「渋い」など様々な印象を作ることができますが、その中でも黒は「粋(いき)」な印象を与えます。


合わせる色は、鮮やかで深みのある色がぴったりです。

このカラーコーディネートは、10タイプ分類のディープタイプそのものですので、ぜひ、取り入れていただきたい組み合わせです。


このキーワードのカラーコーディネートは、浴衣の着こなしにお勧めのコーディネートです。

 

 

おわりに

面積としては、黒を多く使った方が着やせ効果が期待できますが、やはり夏には暑そうに見えてしまいます。

素材や合わせる色によって涼しく見せることができますので、いろいろなパターンを試してみてください。

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