「断れない人」は他人への依存心が高い?誘いや頼まれ事を断れない心理と、ノーと言える性格になる方法
人の都合を考えない人の心理って?嫌な頼まれごとや誘いをきっぱり断る方法と考え方を紹介。No(ノー)と言える勇気を持ちましょう。
昔、「Noと言えない日本人」という皮肉めいたフレーズが話題を呼びました。
では、「ノー!」と言い切れるためには実際どうすればいいのでしょうか。
社会生活の中で人と人とが関わりあう以上、良くも悪くもなされていく心の駆け引き。
今回は、中でも「厄介な誘い」に関したテーマをお送りします。
通常、頼みごとをする時、まずは相手の都合を伺うのが当然のルール。
ですが、中には、こちら側の意見をまったく反映しない人もいます。
あなたの事情をないがしろにしてまでお願いをしてくる相手には、やはり少し注意が必要です。
そこには、損得に関わる目的が見え隠れしています。
相手から言い寄ってこられること自体は、単純に嬉しいものですし、自分が頼られているという心理は安心材料になります。
ですが、これは同時に冷静な判断を鈍くする材料にもなります。
きっとどこかに自分への愛情があることを信じてやまない人間の心理。
身近な人になれば、なおさらのこと善悪の境界線が曖昧になりがちです。
では、誘いに振り回されないために、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?
最初が肝心!
無理を講じてくる人物は最初から避けていく、最初から何もできないと伝えることがベストではないでしょうか。
そもそもあなたに自分の都合ばかり言ってくる人物は、あなたの善意が伝わる相手ではないのです。
中途半端に手を貸すよりも、最初の印象付けが肝心です。
今できない状況であることを印象付けることにより、相手にもあなたの状況がしっかりと伝わります。
普段はいい人だけに、断りきれないと思う気持ちもわかります。
ですが、都合というのはそれぞれの「持ち物」です。
人に持ってもらったり、無理して他人の分まで抱え込めば、どちらかに偏った負担がかかってしまいます。
その人の背景には、職場でのノルマであったり、時間的に切羽詰まっているなど、おそらく何らかの事情があるのでしょう。
目には見えませんが、お互いを包み込んでいる状況を意識してみてください。
焦燥している相手には、あなたは便利な駒にしか見えません。
たとえ無理して相手の想いに応えたところで、冷静さに欠いた相手にとっては、都合のいい人で終わってしまいます。
それでも「相手のために動かずにはいられない」と、たくさんのお金を使ったりする人もいます。
一見健気なこの行為には、実は「相手への期待」という裏心理、いわゆる「依存心」が潜んでいます。
相手のためにと言いつつ「相手に頼りたい」、「いつかは願いに応えて欲しい」と言った見返りを期待しているためです。
そうなると結局「お互い様」と割り切るしかないように思えます。
いざ依存心を捨てると、自分らしい人生の選択ができるようになります。
大切なのは、相手の見返りを求め、保証のない未来に囚われながら生きていくより、自分の気持ちで何事も動いていくということ。
人は人それぞれです。
私も私なりにやっています。
あなたはあなたらしく生きてください。
最良の人生となりますように願っています。
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