お揃いの指輪をしたいvsしたくない!彼氏をペアリング嫌いにしないためのポイント4つ (1/2)

彼氏がペアリングを嫌がるのを一方的に非難するのはNG!お揃いの指輪をしたいあなたと、指輪は邪魔だし恥ずかしい派の恋人との価値観

執筆者: 飯田馨 職業:手作り指輪専門家、緋銅作家
ペアリングに対するあなたの考え方、偏ってない?

こんにちは。手作り指輪の専門家、リングプランナーの飯田馨です。


最近、指輪を選ぶ上で、自分の考えをしっかり主張する方が増えています。

「幸せになりたい」という、その想いは正しいのですが、思い込みが強すぎて、自分の欲求を満たすことだけを考えて行動してしまったとしたら、どうでしょう。

 

結果として大切な本質を見失い、知らず知らずのうちに自分から不幸を招いている人がいます。

 

 

なぜペアものを持ちたがるのか

例えば、恋愛中の男女が憧れる、リング、服、マグカップ、食器などの「ペアもの」。

 

「私たちは付き合っています」、「ペアのものを身につけるくらい愛し合っています」と二人の関係をアピールすることで幸せを実感したい人もいれば、反対に、「チャラチャラした男に見られたくない」、「他の人に見られたら恥ずかしい」と抵抗を感じる人もいます。

 

「ペアものを嫌がる人の気持ちが分からない…」

ある女性が「私はペアのものが比較的好きなので、嫌がる彼の気持ちが分かりません」と意見していましたが、これが思い込みなのです。

 

さらに思い込みには「認知バイアス」が働いています。

今回は、この認知バイアス(考えや評価を歪める心理効果)について解説します。

 

 

4つの認知バイアス
決めつけの思考

「仲良しカップルが持っているダントツの人気を誇るペアリング」

このような情報が入ってくると、人の心理として、一般的には人と同じ行動をとりたくなります。

 

「私たちはペアのものを身につけていると、いつも恋人を感じられて幸せです」


それは、人それぞれの考え方なのです。

欲望

既婚か独身かは、結婚指輪で判断できます。

ですが、お付き合いを証明するものはありません。

 

そう考えると、ペアリングは「二人が恋人だと証明する」という他に、「異性に奪われたくない」といった相手の自由を束縛する欲望もあることを忘れないでください。

感情

「気分一致効果」と言って、気分がいいときはいい情報を、気分が悪いときは悪い情報ばかりを集めてしまい、気分によって物事のとらえ方が変化する現象です。


「ペアリングはいらない」と拒む理由は、本人の事情である事が多く、あなたとのペアリングが嫌ではなく、他に理由があると理解して、ふたりで話し合うべきでしょう。

そうすれば、お互いの価値観もわかってきます。

 

どちらにせよ、感情的にならないようにしましょう。

自己意識

男性に多いと思いますが、ペアリングを身につけることに抵抗があるのです。

「男が指輪って…」、「手に付けるのは邪魔」、こう思っているのかもしれません。


多かれ少なかれ、人は自分の性格を分析しています。

この自分自身に意識を向けて認識することを「自己意識」と呼びます。

 

自己意識が高い人は、常に自分のしたことを反省したり、自分を理解しようとしたりします。

さらに、周りの人にどう思われているのか、評価を気にします。

 

外見に気を遣うのは、「他者評価」を意識していると理解してください。

 

こんな思い込みにも要注意!

さらに、ペアリングに対する思い込みは、以下のような考えから生まれます。

 

「価値があると思っていること」に「相手」も賛同すべきだ
  • 「交際は順調なのに、ペアリングはしてくれない」
  • 「お揃いのものは家で使えるもの以外、買ってくれない」
  • 「せっかく買ったペアリングを“仕事だから”とつけてくれない」

 

交際しているのだから、ペアリングくらいつけて欲しいと思う人は多いもの。

ですが、ペアリングに対して、良い印象を持っていない人もいます。

 

自分にとって「価値があることだ」と思うこととを「相手」も賛同すべきだ、という考えは思い込みです。

 
 コラムニスト情報
飯田馨
性別:男性  |   現在地:東京都台東区台東3-3-1 2F  |   職業:手作り指輪専門家、緋銅作家

初めまして。手作り指輪の専門家、飯田馨です!

東京都台東区台東にある工房でRINPLA(リンプラ)を営んでいます。
“自分で欲しいデザインを自分で手作りする”という自由な発想で「世界にたった一つの手作り指輪」を手に入れることができます。これまで、手作り指輪を体験された方が完成した指輪を見て本当に嬉しそうな姿や感謝の言葉を頂きました。

年々手作り指輪の認知が高まる傾向は、とても良い事だと私は考えています。
また、指輪を手作りする目的は、贈る方と贈られる方の絆を深める心願成就です。
そのために、誰もが「想い」を指輪に込められることができる技術をもった専門家が必要で、その技術を提供できることがこれからは手作りに求められると考えています。

これまで、手作り指輪の世界を手作りした方達と一緒に創造して成長してきました。
その創造の目的は、幸福の拡大です。そこには贈る方だけではなく、職人も含め関わる全ての人がその創造を実現していくことを目指します。

見せる指輪ではなく、語れる指輪
100年先も語り継がれる物語を指輪という途切れることのない永遠のカタチにします。

RINPLAは、感動と喜びを増やすを理念に、手作り指輪取扱説明書入門編を作りあげ、1組1組自由な発想で想いを込める手作り指輪の普及活動に取り組んでいます。
自分でコンセプトから制作まで行う手作りジュエリー工房リンプラ
HP:https://www.rinpla.jp/