こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。

奥さんが身ごもっておられるときに、浮気や不倫をしてしまう…そんなとんでもない旦那さんも、意外と少なくないものです。

責められるべきなのは当然ですが、今回は妻の妊娠中に浮気をする夫の深層心理に迫りたいと思います。

妻の妊娠中に浮気に走る夫は、大きく分けて3タイプ。
タイプ別に、その心理と浮気防止法についてお伝えします。

妻を妊娠させることが出来た。

この事実が、一部の男性には意外な影響を与えることがあります。

もっと子孫を増やそうと、無意識に動いてしまうのです。
いうなれば、男性の本能ですね。
この本能的な衝動が、結果的に浮気に結びつくこともあるでしょう。

かなり生物学的なテーマになるので、男性の性格によってこのタイプに当てはまるかどうかを分析するのは難しいです。
しかし、夫がこのタイプである場合、妻の言動によって浮気に走らせてしまうことが多々あります。

このタイプの夫は「もっと子を産ませたい」という本能が働いているのですから、その思いを打ち砕くような言動はNGです。
例えば、妊娠中の妻が、

このようなセリフは、「この女性とはもう子づくりできない」という気持ちにさせます。
もちろん、実際に今後子づくりするかは別として、妊娠中に上記のような「打ち止め」発言はしないほうが良いでしょう。

このタイプの男性の浮気を止めるために最も効果的なのは、妊娠の喜びや家事の協力について感謝し、「夫婦で大事に育てようね」という気持ちを共有することです。
生物学的な「子孫繁栄」の本能を、父性に移行させれば良いのです。

妻の妊娠によって、男性としての自信が増すタイプの夫もいます。
「もっと男としての自分を試したい」といった無意識の欲動が、浮気や不倫といった行為に転じてしまうこともあります。

このタイプの浮気は、今まで自分に自信がなかった夫に多くみられます。

浮気を防止するためには、妻が、夫の溢れ出る自信の置き所となってあげるのが良いでしょう。

「あなたってすごい！」「やっぱりお父さんになる人は違うわ」といったヨイショ的なセリフを連発すると、意外と満足する夫が多いです。多少大げさでも良いと思います。

また、スキンシップもできれば欠かさないようにすると良いと思います。
日常的に「自分は妻に必要とされている」という感覚を抱かせてあげるのです。

妻における「母性」や夫における「父性」が芽生える時期はまちまちですが、たいていの場合、胎児の成長を心身を通じてキャッチしやすい妻の母性のほうが早く芽生えます。

父性の発達はどうしても母性の発達より遅れがちです。
妻の母性の芽生えが早く、かつ、夫の父性が育ちづらい場合は、夫は妻の変化に戸惑いやすくなります。

今まで、「奥さん」だった人が「お母さん」になるのは、たいていの男性にとっては喜びこの上ないことなのですが、一部の男性にとっては寂しくつらいことと判断されてしまうことも。

「母」になる妻に戸惑ってしまい「女」を求めて浮気してしまうタイプは、気持ちが幼く父性が育っていない証拠です。