おうちマタニティヨガの安産効果が凄い!妊娠中の不調(肩こり・むくみ・ストレス)を解消するポーズ3選 (1/2)

執筆者: Mayuko Kaji 職業:ヨガインストラクター
はじめに

10か月に及ぶ妊娠期間を楽しく快適に過ごしたい妊婦さんへ、お勧めしたいのが「おうちマタニティヨガ」です。

自宅でマタニティヨガの簡単なポーズ(アーサナ)や呼吸(プラーナヤーマ)を行い、妊娠期間中に起こりがちな不調を予防、緩和するのが「おうちマタニティヨガ」に期待できる効果。
妊婦さんの心と体を安定させてくれるヨガタイムを上手に取り入れ、快適なマタニティライフを送りましょう!

 

妊娠中の悩み1 肩こり

妊娠中期~後期にかけて、多くの妊婦さんが悩む肩こり。

これには「牛の顔のポーズ(ゴムカーサナ) with ストラップ」のポーズがお勧めです。

 

お腹が大きくなって前に突き出してくると、バランスを取ろうとして胸が丸まり、その姿勢が肩こりを引き起こす大きな要因となります。

胸を大きく広げるポーズで、体のバランスを取り戻しましょう。

ポーズの仕方

1.

すねの真ん中で足をクロスして座り(スカーサナの姿勢)、背骨と頭のてっぺんを天井に向けてしっかりと伸ばす。

ストラップを左肩にかける。


 

2.
右手を空に向けて伸ばしてから、肩から回して、手の平を背中側に向け、その手の平を肩甲骨の方へと曲げる。

 

3.

左手を真横に向けて伸ばしてから、肩から回して、手の平を背中側に向け、その手の平を背中の方へと回す。

指同士をつなぐか、届かなければストラップを掴んで引き合う。

 

 



4.

もう一度背筋を伸ばし、あごを水平に保ち、大きく胸を開く。

 

この姿勢で30秒~1分程度、深く呼吸する。

その後、反対側でも同様に行う。

妊娠中の悩み2 足のむくみ

妊娠中期~後期、夕方になると足がパンパンにむくむという妊婦さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時には「ヴィパリータカラニー」のポーズがお勧め。

足のむくみを取ってくれると同時に、体や心の倦怠感を取り払ってくれる優秀なポーズでもあります。

1.

壁際から10cm離してボルスター(姿勢を補助するための長枕)を置き、横向きに座る。

右側のお尻が、壁に付いている状態。

 

 

2.
手で補助しながら、右足、左足の順にを壁にかけ、足を腰幅に開く。

 

両方のお尻が壁についている状態が好ましいのですが、体が固い人は、少し壁から離れていてもOK。

 

3.

上半身は、シャバーサナ(心も体も動かさず横たわるポーズ)の時のようにリラックス。

腕は体の横に置き、手の平を天井に向けて休ませ、この姿勢で5分程度深く呼吸する。


 
 コラムニスト情報
Mayuko Kaji
性別:女性  |   現在地:LA  |   職業:ヨガインストラクター

2011年に渡米、2012年よりロサンゼルス南にあるOrange Countyにてヨガインストラクターをしています。Yogaworksにて500RYTプログラムを修了。現地スタジオで日本語・英語にて、Vinyasa Flow Yogaを教えています。