親子で行う夜の安眠ヨガ。寝る前のスキンシップにもなる快眠ポーズ5選

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
はじめに

こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。

 

私は赤ちゃん親子から高齢者まで、様々な年代の方にヨガ・ピラティス・姿勢改善のレッスンを行っています。
その中には、子連れで参加できるママ向けのクラスがあります。


感想を伺うと、「子連れだとなかなか外出しづらかったり、自分のためのリフレッシュの時間が取れにくくて、ストレスや体のコリがたまっているので、こうして気軽に子供と一緒に体を動かせると、心も体も軽くなってすっきりする。家でも取り入れたいです。」というような声がよく返ってきます。


子供と一緒だからこそ、リラックスしてスキンシップを楽しめるヨガもあります。一緒に体を動かしたり心地よさを共有し、笑顔になると、さらに信頼関係を育むことができます。
今回は、家族で寝る前に一緒にできる安眠ヨガをご紹介いたします。

 

 

足指くるくるマッサージ

ご夫婦同士でも、子供に対しても、相手の足指を一本ずつ持ってくるくると根元から回し、軽く引っこ抜きます。
足先がポカポカと温まると、リラックスして眠りにつきやすくなります。

 

 

カメさん子供のポーズ

正座から、お祈りのように上体を倒してバンザイをする子供のポーズになります。

 

上から覆いかぶさるようにして、もう1人が背中に抱き着きます。

下の人は、より背中や肩、腰が伸びて気持ちのいいストレッチになります。
体重差が大きい場合は、相手に配慮しましょう。

 

 

英雄座の抱きかかえポーズ

割座(両脚が厳しい場合は片脚を伸ばす)から仰向け(仰向けが厳しい場合は掛布団を丸めた上に背中を預けるようにします)になります。

 

その上からもう1人がお腹に頭を乗せるように寄りかかって寝転がります。下の人は上の人のお腹を抱きかかえるようにします。


上から人が乗ることで、下の人はしっかりとお腹やももを伸ばすことができます。

 

 

腹筋ワニのポーズ

向かい合わせで座って、お互いに膝を立てて揃え、足裏を合わせます。

 

二人とも仰向けになり、合わせた足を持ち上げて、股関節と膝が90度になるようにします。
2人でタイミングを合わせて、そろえた両脚を横に倒していき、床へ下ろします。
ゆったりを呼吸を繰り返し、反対側も行います。


タイミングを合わせる楽しさと、膝をそろえてウエストを伸ばしたり腹筋を使ったりする心地よい刺激を味わえるポーズです。

 

 

開脚のポーズ

2人で仰向けになって足裏を合わせ、足を持ち上げます。

両脚を伸ばして開脚をして、重力でストレッチをします。


足の長さに大きな差がある場合、大人が膝を曲げて子供に合わせるか、子供が大人の脚のふくらはぎや膝裏あたりに足裏を合わせるかを行いましょう。

 

 

おわりに

家族で一緒に寝る前のヨガタイムを楽しんでぐっすり安眠。

1人にならなくても体を動かしたりストレスを癒したりする方法はありますし、絆も深まることでしょう。


安眠ヨガはコミュニケーションのひとつの方法です。

習慣になれば、どんなにケンカをしても、スキンシップでお互いを労わり合い、許し合うきっかけになります。
心も体も健やかに過ごせるヒントになれば幸いです。

 

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com