心理カウンセラー解説!当然のように職場で毎日残業させられていませんか?残業を強制して来る上司との付き合い方を考えてみましょう。
こんにちは、心理カウンセラーの宮本章太郎です。
長時間労働による過労死が社会問題になる中、それでもなお当然のように毎日残業を迫る企業も多く、改善に繋がるような取り組みがなされていない実態が浮き彫りとなっています。
残業をなくす事がメリットばかりだとは一概には言えませんが、残業を強制して来て従わざるを得ない状況では、いくら自分で対策しようと心がけていても逆らうことが出来ず、やはり従業員にとっては過労死に繋がるような大きな負担でしかありません。
今回は、残業を強制して来る上司との付き合い方について、職場の人間関係を維持しながら、なるべく負担の掛からない方法をご紹介します。
まず人間関係で大事なのが、相手や周りとの“適切な距離”です。
この距離が近すぎると、親密性は増しますが、相手に気を使って何か頼まれても断りにくくなります。
何事も気兼ねなく話し合えるような関係を築けているなら問題ないのですが、ただ距離が近いというだけなら、相手の心を土足で踏みにじってるようなもの。
相手が嫌がっていようと遠慮なく無神経にモノを言って来るので、威圧感や圧迫感を感じます。
では、距離が遠すぎると、どうでしょうか。
言いたい事があっても遠慮して言うことが出来ず、何でも我慢して全部一人で抱え込まなければならず、結局は残業時間についても話を切り出すことが出来ません。
人間関係の距離が適切でなければ、やはり負担になってしまうわけです。
親密になり過ぎない、淡白な関係がベスト!
プライベートではない仕事上の人間関係(特に上司や部下といった上下関係)では、必要以上に距離を縮めないようにし、あまり親密になり過ぎないように距離を置くのが賢明です。
報連相や業務連絡などはスムーズに行える程度の、淡白な関係とでも言いましょうか。
適切な距離感を掴むことで、例え残業(ここでは無駄な、あまりにも毎回続く急な残業)を申し付けられても、応じられない場合も断りやすくなります。
人間関係が気まずくなったり亀裂が生じる距離感ではありませんので、あとは自分のやることをきちんと行えば、問題はないはずです。
ですが、毎回毎回断ってばかりだと、自分の都合しか考えてないように思われます。
本当に残業が必要な場合、時には応じる事も、円滑な人間関係と職場環境を維持していくためには大切です。
上司に直接言えなければ、話しやすい人に悩みを相談してみるのも良いでしょう。
「問題は解決しないじゃん!」と思うかもしれませんが、話すことで精神的な負担が軽減するのはもちろん、上手くいけば代わりに交渉してくれたり、助力を頂けたりするかもしれません。
無理のない範囲で、自分に出来ることから取り組んでみてください。
今回ご紹介した人間関係の距離感は、同じようにプライベートな人間関係でも使えます。
相手との適切な距離感を掴んで、良好な人間関係を築いていきましょう。
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