こんにちは、心理カウンセラー・笑顔調律師の田中よしこです。

 

どんな人でも、一人くらいは嫌いな人、苦手な人がいるものです。

職場などで毎日会う機会がある人は、結構なストレスになりますよね。

 

大嫌いな人に接しているとき、どんなことが自分に起こっているのか、一緒に考えてみましょう。

 

 

なぜその人が嫌いなのか。

それには色々なパターンが考えられるので、まずは大きな理由で見てみましょう。

 

ザックリ大きく見てみると、その相手の態度や言動の中に「自分にとって良くないことがあるから」ではないでしょうか？

劣等感を感じさせられたり、大切にされないと感じさせられたり、嫌な気持ちにさせられたり、腹が立ったりなど。

 

この「自分にとって良くないこと」に、まずは注目してあげましょう。

 

例えば、「いつも上からものを言う人。自分をいつも見下している人」のことが嫌いだとします。

 

そうすると、「自分がバカにされている様だ、なんだか見下されているようで腹が立つ」から、その人が嫌いだということになります。

 

ここで大切なポイントは、相手が自分でその性格を治そうとしてくれないと、その人格は「変わらない」ということです。

ですから、相手が変わることを期待するのではなく、自分の受け止め方を変えてあげるのが、一番早くて確実な方法です。

 

悔しいですが、これが一番近道なのです。

 

 

世の中には色んな人がいます。

どんな立派なことをしても、馬鹿にする人もいるでしょうし、理解してくれない人だっているのです。

 

ですから、まずは相手を否定せずに、そんな人もいるのは当たり前だと一旦「事実」を確認してあげましょう。

 

それから、「自分はなんだかバカにされている様な気がして腹が立ったんだな」とか、「あの言い方が面白くなかったんだな」など、自分がどこに腹が立ったのか、客観的に見てあげましょう。

 

「そうされることが辛くて、私は相手が嫌いなんだな」という結論に至るかもしれません。

 

そのような場合、自分が相手を嫌いな気持ちを否定する必要はありません。

私達は人間ですから、好き嫌いの感情があるのも当たり前なのです。

 

それから、ここが一番重要なポイントです。

「キライだ！腹が立つ」と思っていて、自分は幸せに過ごせているでしょうか？

 

「相手はムカつくけれど、自分がしんどいから、この気持ちに整理をつけてみよう」という前向きな理由を提示してから、ご自分の気持ちの整理に取りかかってあげてください。

 

 

しかし、あなた自身はどう思っていますか？

 

「相手はこう言ったけれど、私はそうは思わない」と自分の気持ちを確認できたら、もう色々考えるのをやめましょう。

バカにされる理由が思い当たらないなら、堂々と過ごせばいいのです。

 

相手は、相手の中にあるルールや負の感情が消化しきれず、あなたに歪んだ形でぶつけているだけです。

それは相手の問題なので、あなたが悩む必要はありません。

 

腹が立っても、相手の取る態度は「相手の問題」であり、相手にも理由があってその態度を取っていることです。
こちらが関与することはできません。

自分と相手のことを一緒に考えてしまうと、ごちゃごちゃして気持ちの整理がつきにくくなってしまいます。
分けて考えましょう。

 

その理由が、「こんな言われ方をされても仕方がない」と思うものであれば、直せばいいだけの話です。

自分が成長する良いきっかけになったと捉えましょう。

 

特に、暴力を振るわれるなど体に危害が及んでいる場合は、早く距離を取る方法を考えて、自分の身の安全を第一に考えて行動してください。

 

まずは安全になって落ち着いて、それからご自分の感情の整理をしてあげましょう。

 

 

 

嫌いな人のせいで、ご自分の大切な人生や時間がネガティブなものになってしまっては、勿体ないと思いませんか？

 

だから、「嫌いな人のせいで」と思うのではなく、自分の幸せのためにこの問題にトライしてみる。

こんな気持ちでご自身の心と向き合うことをお勧めします。