友人や彼氏彼女、後輩から「悩み相談」をされたら?7つの対応方法
聴き上手。人から相談を受けたとき、どのような態度で接するのが良いのでしょうか?気の利いた返事やアドバイスより、ただ話を聴いてあげることが相手の役に立つ場合もあります。
こんにちは。マナープロトコール講師の矢野誉美です。
こんな名言やことわざを聞いたことはありませんか?
- 「知識のある奴は話したがるが、賢い奴はじっと聴く」 ― ジミ・ヘンドリックス ―(ミュージシャン)
- 「話し上手は 聴き上手」
「人と人との会話はキャッチボール」と言われているように、誰かが一方的に話しても成立しません。
物事を順序立てて分かりやすく話せる人は、実は「話す」以上に「聴く」ことの方が得意なのかもしれません。
相手が助言として欲していることは、まずはその人の話をよく「聴かなければ」始まりません。
今回は、「聞き上手」になるためのちょっとしたコツをご紹介します。
同じ発音の言葉でも、この二つの「きく」には微妙な違いがあります。
「聞く」はBGMなど、流れている音や音楽を無意識に耳から入れること、「聴く」はより注意深くその物を取り入れることです。
「聴き上手」は、いかに相手の話を注意深く「聴く」かが大切です。
私たちは、困った問題や、自分ひとりで決められないことが発生したような場合、ビジネスにおいても日常生活でも、常に誰かの助言を求め、お互いに相談し合って物事を決めるケースも多いでしょう。
そんなとき、どのような人に相談しますか?
きっと「この人に真っ先に相談する!」という人が思い浮かぶはずです。
その人が、あなたにとって「信頼できる聴き上手」な人でしょう。
自分が「聴き上手」になるためには、次のような点に気をつけましょう。
☑ 相手の話が終わるまでじっと聴く
☑ 相槌や頷きをタイミングよく入れる(無表情でただ聞くだけでは失礼)
☑ たとえ自分の意見と違っても、途中で自分の意見を話し始めない
☑ 相手が伝えようとしていることを、きちんと頭の中で整理する
☑ 自分が「相手」だったら…と気持ちに寄り添う
☑ 時間に余裕があるときに「聴く」(時計を見たり、相手を急かすような態度を取らない)
☑ スマートフォンなどは鞄にしまっておく
「聴き上手」=「相手に信頼」してもらうためには、これらの要素を取り入れ、幾度かの経験が必要となります。
自分の経験を話し、アドバイスをするのも確かに大切です。
ですが、あまりそればかり話すと、相手に対しての押し付けとなり、知らず知らずのうちに上から目線になっていることもあるので注意しましょう。
相談を受ける場合は、常に相手にスポットライトを当て、事柄ではなく、相手の「感情」にフォーカスするように心がけましょう。
自分は口下手で話が得意ではないと思っていても、実はそのような人が「聴き上手」ということが多々あります。
「相手が相談を求めてくるときに、気の利いた返事やアドバイスができない」とネガティブに考えるのではなく、ただひたすら相手の話を「聴いて」あげる。
これだけで、ずいぶんと相手の心は楽になるものです。
皆さんの中にも、「聴いてもらっただけで心が軽くなった」という経験がある方も多いでしょう。
とにかく声に出して誰かに聴いてもらうことによって、新しい感情が生まれ、前向きな気持ちになれるというのは、「聴く」側と「話す」側がより仲良くなれる素敵なコミュニケーションではないでしょうか。
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外見だけでなく、内面も同時に磨けたら。
マナーとは敷居の高いものではなく、産まれてから今日に至るまで日々、家庭の中で育まれてきたものです。
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