15分早く起きるだけでOK!朝バタバタせずに、お弁当を完成させる方法(時短のコツ)
お弁当作り14年の経験から、毎日のお弁当や運動会・お花見などのイベント弁当を無理なく楽しく作れる時間短縮方法を紹介。時短のコツをつかんで、前日準備しておけば、当日の朝の作業は15分でOK!
こんにちは、料理研究家の新崎亜子です。
初回は、差が出るお弁当作りのコツのその1として【3つの色】についてお話ししました。
前回は【詰め方】、そして3回目の今回ご紹介するのは『時間の短縮方法』です。
お弁当作り14年の経験から、毎日のお弁当・運動会やイベントごとなどのお弁当を無理なく楽しく作れる時間短縮方法をお伝えできればと思います。
1回目のコラムで、「下の3つを最低限守れば、自然と栄養バランスの整った衛生的な美味しいお弁当を作ることができます」とお伝えしましたね。
☑ 彩りよく
☑ おかずは冷ましてから入れる
無駄のない段取り・下準備をしっかりしておくことで、余計な時間が省け、朝からバタバタしなくてすむようになるのです。
段取りのコツをつかめば、運動会のお弁当のような大容量のお弁当も、いつもより15分早く起きれば作れるようになるはすですよ。
朝から揚げモノ?朝からハンバーグを焼く?
いえいえ、絶対いたしません。
すべてのお料理は、前日、もしくは、いつものお夕飯のお料理のとりおきをしておくことです。
当日は、朝ごはんを準備しながら、お弁当箱に前日に選別したおかずを詰めればよいのです。
豆腐やこんにゃく、卵、生野菜以外のおかずは、ほとんどが冷凍できます。
まずは、日々のちょこっと余ったおかず、取り置きしておいたおかず、中途半端にあまったおかずを小分けにして冷凍しておきましょう。
おかずを小分けにして冷凍するときは、おかずカップやラップを使いましょう。
そうすれば、冷凍保存したものを解凍してお弁当箱に詰めるだけなので、洗い物の手間も省け、一石二鳥です。
3. 冷ます時間をはぶく
取り置きや冷凍保存をしておいたものを、お弁当箱に詰めて、前日に冷凍おかずを解凍しておきましょう。
作ったときにしっかり火を通しておけば、当日温めなおしと冷ます時間が省けます。
例えば、から揚げなどを作った場合、揚げ終わってから更にしっかりと火を通すためにレンジで数分加熱し、内部までしっかりと火を通します。
しっかり冷ましてからラップで小分けにし、冷凍や冷蔵保存をしておけば、朝再加熱の手間が省けます。
つまり、通常、おかずをお弁当に入れる場合に必要な「1.温め → 2.冷ます → 3.詰める」の3工程が、詰めるのだけの1工程で済むようになるのです。
では、実際の2つのお弁当を例に、どのような段取りで作ったのかを検証してみましょう。
当日の作成時間15分!朝、やったことはこれだけです。
- ご飯を温め直し、ふりかけを混ぜておにぎりにする。
- 茹で卵を半分に切る。
- 弁当箱に、茹で卵、おにぎり、おかずをつめる。
【前日に準備したおかず】
●から揚げ●茹で卵●ゆでブロッコリー●茹でオクラ●ジャーマンポテト
【当日準備したもの】
●おにぎり
ご飯ものは冷蔵庫に入れると固くなるので、温めてからしっかり冷ましておにぎりにしましょう。
こちらのお弁当も、当日の作成時間15分!
朝に行った作業は、「炊き込みご飯を温めなおし、お弁当箱に炊き込みご飯・おかずをつめ、冷ます」のみです。
【前日に準備したおかず】
●から揚げ●茹でウィンナー●人参と鶏ハムのサラダ●海苔入り卵焼き●枝豆串●炊き込みご飯
【当日準備したもの】
●トマト●ごはんを詰める●たくあん入れる
我が家は週末仕事のある日は、4~5個のお弁当を作ります。
前日に大量にから揚げを揚げておけば、翌日のお弁当は楽勝です。
から揚げに限らず、漬け込んだお肉をオーブンで焼いておく、鮭の切り身、塩サバの切り身を焼いておくなど、事前にできる準備はすべてやっておきましょう。
余裕ができれば、その分ご家族にやさしくなれるはず♪
愛ある時短弁当で、ランチタイムを楽しんでいただければと思います。
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