地球にも身体にもお財布にも優しい!「重曹」と「酢」を使った「エコ掃除」の方法
口に入れることもできる「重曹」と「酢」は、掃除の強い味方。地球にも身体にも優しく、節約にもなる「エコ掃除」の方法をわかりやすく伝授。年末の大掃除や毎日の掃除に、キッチン・水まわり・トイレなど、家中で試してみては?
年末の大掃除の季節がやってきました。
1年の汚れを落とし、フレッシュな気分で新年を迎えるために、丁寧に掃除をしたいものです。
そうは言っても、掃除は面倒で手間がかかるという先入観を持っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にお勧めしたいのが、口に入れることもできる「重曹」と「酢」を使った毎日のお手入れです。
この2つを使うだけで、掃除の手間と負担を劇的に減らすことができます。
地球にも身体にも優しいエコ掃除の方法を見ていきましょう。
エコ掃除に欠かせないナチュラル素材の代表格「重曹」は、天然のミネラル成分で、人体や自然の中にも存在しています。
弱酸性で、酸性の汚れを落とすのに力を発揮。
重曹には、お掃除の強い味方ともいえる5つの作用があるのです。
水をやわらかくし、汚れを落としやすくします。
重曹の弱酸性と汚れの酸性が反応して、二酸化炭素が発生。
細かい泡が汚れを浮かせます。
においの元を中和し、取り除きます。
吸湿効果があり、除湿剤として使用することもできます。
細かいパウダー状の粒子が研磨剤となり、汚れを落とします。
重曹を使った「エコ洗剤」の作り方は、とても簡単。
掃除の前に用意しておくと重宝します。
大さじ2杯の重曹を500mlの水で溶き、スプレーボトルに入れておきます。
大さじ3杯の重曹と水を溶いてペースト状にします。
ソルトシェイカーに重曹を入れておきます。
重曹の魅力は、場所を選ばず、オールマイティーに使えること。
場所別に具体的なお掃除方法をご紹介します。
水まわり
●キッチンシンクや鍋、フライパンの焦げ付きに
重曹を振りかけて、スポンジやタワシでこすります。
●ガスコンロの油汚れに
重曹ペーストをすり込んで、スポンジやタワシでこすります。
●しつこい汚れに
重曹を溶かした熱湯にしばらくつけ置きしましょう。
そうすれば、茶渋などの汚れもあっという間にとれます。
●排水溝のつまり・ぬめり・ニオイに
排水溝に、重曹を振りかけるだけでOK。
上から熱湯を注ぐとさらに効果的です。
●バスルームの掃除に
スポンジに重曹を振りかけて磨くだけ。
タイルや浴槽の汚れが簡単に落ちます。
●カーペットの掃除に
掃除機をかける1時間ほど前に、カーペットに重曹を振りかけておきましょう。
カーペットがきれいになるばかりではなく、掃除機のニオイまでとれて一石二鳥です。
●窓ガラスの汚れに
重曹水を吹きかけた新聞紙で窓ガラスを拭き、仕上げに乾いた新聞紙で空拭きするとピカピカになります。
●気になるニオイに
容器に重曹を入れ、ニオイの気になるところへ置きましょう。
クローゼット・冷蔵庫・トイレ・下駄箱・生ごみなどの消臭に効果があります。
酢は、水アカや石けんカスなどのアルカリ性の汚れを落とすのに適しているほか、雑菌の繁殖を抑える効果があるので、まな板などのキッチン用品の除菌にも効果的です。
また、ポットなどの湯アカ、シャワーヘッドの目詰まり、洗濯機の汚れ、カビ取りなどにも効果を発揮します。
なお、酢にもいろいろありますが、掃除に使うには「食用の穀物酢」が適しています。
重曹と同様に、水で薄めたものを用意しておきましょう。
酢100ml、水300mlを混ぜて、スプレーボトルに入れておきます。
塩素ガスを発生させるため、酢は、塩素系の製品とは一緒に使わないでください。
また、くもりの原因となるため、大理石には使用できません。
●トイレのしつこい汚れに
重曹パウダーをたっぷりと振り掛けて、その上に酢水を吹きかけます。
発泡してきたところをブラシでこすると汚れが簡単に落ちます。
●キッチンシンクや鍋の黒ずみにも!
重曹と酢の発泡作用は、キッチンシンクや鍋の黒ずみ汚れにも効果的です。
地球にも身体にも、そしてお財布にも優しい「重曹」と「酢」を使った掃除。
誰にでも簡単にできるエコ清掃を、年末の大掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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旅行とマーケット・蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナー。
コレクションのヴィンテージ食器を眺めている時に幸せを感じます。
ロンドン発 -庶民的生活-
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Travel.jp「たびねす」にてガイド記事執筆中
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