アレルギーが悪化しやすい春に、肩や首・背中のコリもひどくなる人多数!「季節性アレルギーこり」の原因と改善方法
春から初夏にかけて、花粉症といったアレルギーが悪化しやすいシーズンに起こる「季節性アレルギーこり」とは?原因と予防・解消方法を紹介。肩や首・背中など、身体に凝りを感じたら、早めのケアを心がけてくださいね。
暖かくなる春から初夏にかけてのシーズンは、 花粉症をはじめとしたアレルギー症状がひどくなりがちですよね。
ピップ株式会社と池袋大谷クリニック院長の大谷義夫医師によって行われた調査によると、春先はアレルギー症状を強く感じるとともに、肩や首・背中へのこりを感じている人の割合が高いことがわかりました。(調査対象:過去にアレルギー症状から服薬経験のある方416名)
このようなコリの症状は「季節性アレルギーこり」と呼ばれています。
今回は、この「季節性アレルギーこり」の原因や改善法を、大谷先生に教えていただきました。
アレルギーによって咳やくしゃみを繰り返すことによって、全身に力が入り、姿勢が前のめりになってしまいます。
すると、前傾姿勢になることで、肋骨周辺にある呼吸運動を行う筋肉「肋間筋」が衰え、酸素を取り込む量が減少します。
また、前傾姿勢が続くと、肩や首・背中周りの筋肉が凝り固まるため、血行不良を引き起こし、身体のこりを感じやすくなります。
夜間や就寝中に、咳や鼻づまりの息苦しさが続き、「夜中に目が覚めてしまう」「不眠が続いて疲れている」といった声も多く挙がっています。
就寝中に咳が続くために身体が休まらず、筋肉痛や関節痛、身体のハリに悩まされる方が多くいらっしゃるのです。
咳やくしゃみが出るのは仕方ないことですが、 周りの迷惑にならないよう「咳エチケット」として我慢する方も多いようです。
電車内のような静かな場所では、咳を無理に止めようとするあまり、つい身体に力が入りすぎてしまう場合も。
さらに、大きな音を出さないよう身体を縮めたり、うつむきがちな姿勢をとったりすることで、酸素を身体に取り込みにくくなり血流が悪化、最終的にこりを引き起こすケースも考えられます。
季節性の身体のこりの症状を和らげるには、血行不良を改善することが大切です。
普段の生活で取り入れやすい、血流改善法をご紹介します。
呼吸は、意識しないとついつい浅くなりがち。
たくさん空気が吸えるよう、ゆっくりと深呼吸してみましょう。
一度に取り込む酸素量を増やし、全身に新鮮な酸素を巡らせることができます。
また、次の「口すぼめ呼吸法」もおすすめ。
時間をかけてゆっくり息を吐くと、副交感神経が優位になりリラックスできます。
●「口すぼめ呼吸法」のやり方
- 2秒かけて鼻から息を吸います。
- 口をすぼめて、6秒かけて口から息を細く長く吐きます。
- 1セット10回程度を繰り返します。
口呼吸の方は要注意です。
「虫歯になりやすくなる」「風邪を引きやすくなる」などと言われている口呼吸ですが、アレルギーとも密接な関係があります。
鼻呼吸ではなく口呼吸が習慣化していることにより、アレルギー体質になり、肩こりを引き起こしている可能性があります。
鼻呼吸に慣れていない場合は、次のような簡単な方法で口呼吸を治すことができます。
●口呼吸を鼻呼吸に治すトレーニング方法
なんと、口に水を含むだけ!
口の中に水が入っていると、口を開けて呼吸することができないので、自然と鼻呼吸になります。
自宅でテレビを見るときや湯船に浸かっているときなどに、試してみてくださいね。
水分補給をしっかりすることでも、血流を改善する効果が期待できます。
また、季節の変わり目の乾燥によって引き起こされる、喉の違和感やかゆみといった粘膜の保護にも役立ちます。
上記の他の方法を試しても肩こりが改善されない場合は、市販の磁気治療器を背中や首・肩に使用するのも一つの方法です。
磁気と健康の研究会とピップが、ネックレス型磁気治療器の血行改善に関するモニター試験を行った結果、磁気治療器を1週間使用することで、血行の改善が見られたとのこと。
さらに、血行が改善されたことで、肩こりだけではなく、睡眠の質も改善されることがわかったそうです。
ピップエレキバンのように貼って使用するタイプや、ネックレスのように首に巻くタイプの磁気治療器もあるので、自分に合ったものを探してみてもいいですね。
ただでさえアレルギーで辛い春先シーズン。
身体にこりを感じたら、早めのケアを心がけてくださいね。
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