「筋膜リリース」の効果とやり方!首コリ肩こりを解消し、血行を良くする簡単セルフストレッチ方法
首こり・肩こりを解消する「セルフ筋膜リリース法」を紹介。自宅でもオフィスでも、器具なしでOK!自分で筋膜の癒着をはがして、すっきりしてみませんか?
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
近年「筋膜」という言葉が一般にも聞かれるようになりました。
筋肉が凝ったと思う時、その筋肉を覆っている筋膜にも癒着やひずみが生まれ、それが全身繋がっていることから、他の場所の凝りや不調にもつながると言われています。
今回は、自分で筋膜の癒着をはがし、首・肩の筋肉の凝りを取る方法をご紹介します。
私達の体を動かしている筋肉は、髪の毛より細い一本の筋肉がいくつも束になって膜で包まれ、またそれが束になって膜に包まれ…ということを繰り返して、目に見える太い筋肉になっています。
また、それら筋肉同士も全身膜でつながっていて、いわばソーセージ(膜で覆われた肉)でできた体が全身タイツをまとっているような状態です。
ですから、筋肉が凝るとは、筋膜の癒着やねじれを生み、それが隣の筋膜を引っ張ってゆがみ…全身に連鎖する可能性があります。
タイツも、一部がねじれたりつれたりすると、全体が引っ張られて違和感がありますよね。
筋肉の凝り・血行不良などによって癒着した筋膜を、本来のスムーズにスライドする状態へ戻すことを「筋膜リリース」と言います。
最近は、筋膜をリリースするエステの手技や、乗って転がすだけでリリースできるグッズもよく売られるようになりました。
それでは、道具も使わず自分の手でできるリリース方法をご紹介しましょう。
例えば、左の首・肩が凝っている時は、頭を右に倒して左の首・肩をストレッチします。
手指で筋を押しながら、深呼吸をします。
3.筋肉の筋の走る方向へ垂直に手指をスライドさせます。
押しながら動かすことで筋膜周辺の巡りは良くなります。
首が伸び、肩が下がったようなすっきり感を感じることができます。
手指で筋肉を押しながら、深呼吸をします。
筋が動いて癒着をはがすことができます。
左肩が凝っている場合、左の肩が前に出て、鎖骨の下の筋肉が縮んでいることが多いものです。
このストレッチで左肩のコリをほぐしましょう。
鎖骨下から胸、腕のつけ根の筋肉が縮んで肩が猫背になり、首・肩が凝ることがあります。
左の首・肩が凝っている場合は、次の動きを行います。
1.左腕のつけ根の筋肉を、右手の人差し指から小指までの4指で掴みます。
親指は鎖骨下へ置きましょう。
すると、手で掴んでいた筋肉が動いて癒着をはがすことができます。
リリースされた時の温かくもすっきりした感覚が、本来の体の状態です。
動きやすく、快適で、ただそれだけで幸せを感じられるような体を、ご自分で作っていきましょう。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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