家族で防ぐ、小さな子どもの家庭内の事故・怪我

執筆者: colonna
はじめに

小さなお子さんは、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが大好きです。
それは家族にとって、とても嬉しい事実ではありますが、それゆえに起きてしまう事故もまた、存在します。
それでは、家族が大好きな小さなお子さんが起こしがちな事故をいくつかピックアップし、事故の防止策について、考えてみることにしましょう。

 

小さなお子さんがいるご家庭での、油による事故について

あなたのご家族は「揚げ物」がお好きですか?
YESと答えた方、あなたは「揚げ物」を調理している最中、お子さんに気を配っていますか?
前述の通り、小さなお子さんはご家族全員のアイドルであり、お子さんもまたご家族に愛されていることをよく知っています。
それゆえにご家族の一挙手一投足に興味を持つこともしばしば。
特に自分からは見えない位置で作られている料理に関しては、好奇心の塊となっている場合も多々あります。
そこで、ご家族の方にぜひ気をつけて頂きたい事柄があります。

それは「揚げ物」の調理を行っている最中です。
油ハネはもちろん、お子さんにとっては大変危険ですが、さらに危険な事柄があるんです。
それは・・・?
「揚げ物」の調理を行っているご家族の足元へ、お子さんがまとわりつくことによって起こる事故です。
「揚げ物」をはじめとした油ものの調理を行う場合、フライ鍋の位置を安定させることはもちろんのことですが、調理を行う方自身のバランスを保つことに神経が傾いているのが通常ですね。

ところが、お子さんはそのようなことを理解できるはずもありませんよね?
そこで、勢いよくぶつかってきたお子さんによって身体のバランスが崩れ、フライ鍋の中の油がお子さんに向かってこぼれおちてしまうことにより、大ヤケドを追ってしまうという事故につながることも少なくはありません。

ご家族が「揚げ物」など、油を使用しての調理を行っている際には、別のご家族の方が調理を行うご家族にお子さんを近づけないよう工夫することによって、油による大きな事故を防ぐことができますよ。

まさか!家の前での交通事故

家の玄関先のすぐ近くで、子供が自動車にひかれた!
このような事故のニュースをたまに耳にします。
お子さんは自分の興味がなにかに注がれている最中は、それが家の中であるとか外であるとの区別がまったくつきません。
たとえば極端な話、道路の中央に興味を持った動物や昆虫を発見した場合には、その左右から自動車やバイクが来ようが、それらの「危険物」に対する警戒心がまったく働かないのが小さなお子さんなんです。
なんでこんなところで・・・と、後悔する前に。
お子さんの行動から目を離さないご家族の気配りが、お子さんの身を守るということを知っておきましょうね。

さいごに

大人にはとうてい理解できない行動を起こすのが子供です。
特に小学校就学前の小さなお子さんにとっては、見るもの聞くものがすべて興味の対象になると考えてまず間違いはありません。
お子さんの事故を防ぐのは、ひとえにご家族の配慮によるものです。