営業育成トレーナー解説!できる営業マンが実践している、営業成績を伸ばすコツ

営業職でもっと売上や契約を伸ばしたい!営業成績と顧客満足度を確実に伸ばす3つの方法を、考動型営業育成トレーナーが解説。雑談やコミュニケーション能力も大切ですが、ほかに意識したいことがあります。

執筆者: 竹内慎也 職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役
営業成績を伸ばしたい!契約数を増やしたい!

考動型営業育成トレーナーの竹内慎也です。


今は、企業間の商品の差が非常に分かり辛くなっています。
また、顧客側もそのわずかな差を欲しいとは思わなくなってきました。


そこで、営業として目をつけていかないといけないポイントは「あなたから買う、という体験の価値を高める」という事です。

これはつまり「あなたを通じて商品を買うことで、どのような良いことがあるか?」ということです。

 

「誰から買うか」…人のサービスで差別化を行う

このような「人のサービス」による他社との差別化というものが、重要になってきました。

 

実際、昔から営業職は、最終的には「紹介営業」をゴールにすることが多かったのです。

この「人のサービス」は紹介営業化するには絶対に欠かせないポイントなのです。


では、どうすれば選ばれる可能性が高まるかを3点に絞り込み、ご紹介します。

 

 

お客様視点から「どうされたい?」「どうされたくない?」を読む

お客様視点に立って、以下のようなことを考える習慣を持って下さい。

 

「何か困っていることはないかな?」「不便に感じる所はないかな?」「いつも悩む事はないかな?」「小さいけど気にすることは何かないか?」と考えることです。

この部分を改善していけば、よく気が付く営業になれます。

 

また、同じく相手視点で「自分だったらどうされたい?」「どうされたくない?」を考えてみると、より良い営業になれます。

お客様のかゆい所に手が届くサービスを考えていくことで「この人はよくやってくれる」という評価を得られます。

 

コミュニケーションの回数と量を増やす

これは一言で「接触機会を増やす」ことです。

 

接触機会を増やすことに価値を持たない方がいらっしゃいます。

そういった方は、コミュニケーションを取ることがそもそも苦手だったりすることが多いですね。


しかしながら、もし他社との競合になった場合には、人間関係をしっかり取っていないと、他社に奪われてしまうことになりかねません。
少し訪問頻度を下げたら、他社に取られてしまったという話は良く聞きます。

 

1日に回れる件数は限られている

しかし、1日に動ける行動件数や訪問件数には限りがあります。
そこで間接的にコミュニケーションを取れる方法を行ってみましょう。


例えばメールマガジンやハガキを出したり、ニュースレターなど定期発行できるものを持つなどの方法があります。

 

少しだけ「相手の期待」を上回る努力をする

私たちは、少し感動したらしばらくその会社を称えたり、その会社の商品を使い続けたり、定期的に購入するようになることが多いです。


期待を上回るとは「そこまでやってくれるの?」という効果的期待もあれば「え、もうできたの?」というスピード的期待もあるでしょう。

また「そんなことよく覚えていたね」という、繋がりの強さの期待もあります。


あなたの仕事でも、何かしらで相手に期待をされていると思います。

その期待を少しでも上回れることを常に考えてみましょう。

 

デキる営業マンは行っている「ファンの増やし方」

たった3つの考え方ですが、これを実践できる人は、営業でも成果がかなり上がり、顧客満足度も高くなります。

常に少しだけ「良いこと」が出来ないか考えてみましょう。

 
 コラムニスト情報
竹内慎也
性別:男性  |   現在地:osaka,japan  |   職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。

2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける