「会話がない、続かない」を克服!雑談力を上げる3つのコミュニケーション術
はじめに
最近、研修やコンサルティングで、クライアント先の従業員さんとお話をする際に、よく頂くのが「ちょっとしたコミュニケーションを知りたい」ということ。
話をしやすい内容、話をしたくなる内容というのは、それぞれお客様によって違います。
しかし、「これが定番・鉄板」というネタもいくつか存在します。
あくまで仕事ですから「潤滑油」として活用するのが大前提ですが、活用してみても良いかもしれませんね。
コミュニケーションの「よくある間違い」「一般的に使われる雑談ネタ」「さらに深い関係を作るためのネタ」をご紹介します。
ちょっとしたコミュニケーションでよくお間違いになる内容として、あなたが話そう、話そうとしてしまう、という事がありますが、無理する必要はありません。
それよりも、「聞く」こと、つまり「相手に話を振る」という感覚が必要です。
これがよくお間違えになるポイントです。
雑談に困ったらこの内容を使ってみて下さい。
営業の世界で伝わる「ウラキドニタテカケシ衣食住」という、雑談フレームワークです。
これを、いざという時に使うと効果的です。
「実は、ここだけの話なんですが…、ってご存知ですか?」。
「ずいぶんと寒くなりましたね?」
「映画がお好きとの事でしたが、洋画か邦画はどちらがお好きですか?」
「今朝のニュースご覧になりました?」
「海外旅行へよく行かれるとおっしゃってましたが、お薦めのリゾート地はどこですか?」
「先日からスタートした人気ドラマの「下町ロケット」ってもう見られました?」
「私は3人兄弟の長男なのですが、××さんはご兄弟は?」
「ご年齢に比べかなり若々しさを感じるんですが、何かお手入れや普段から体を気遣ったりされているのですか?」
「今後の社長のビジョンをうかがってもよろしいでしょうか?」
「そのスーツと、ポケットのチーフの柄が素敵ですね。」
「この近くに美味しいラーメン屋さんがあるんですが、ラーメンはお好きですか?」
「お住まいはどちらですか?」「ご出身はどちらですか?」
さらに、ちょっとした会話から、関係を作るために必要なのは、こういう質問です。
「相手が自慢したい事」「誇りにしていること」です。
例えば、もともとヤンチャなタイプの方だったら「過去の武勇伝」を、賢い方だったら、「出身の学校や学部」を、スポーツタイプだったら「過去の入賞歴やスポーツ歴そのもの」を聞き出して欲しいのです。
これをやるだけで、まったく関係が変わる場合がありますよ。
雑談ネタできっかけを作り、相手に話を振り「聞き手」に徹する。
会話に困ったときは意識してみると良いかもしれませんね。
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大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。
2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける
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