「会話がない、続かない」を克服!雑談力を上げる3つのコミュニケーション術

執筆者: 竹内慎也 職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

はじめに

最近、研修やコンサルティングで、クライアント先の従業員さんとお話をする際に、よく頂くのが「ちょっとしたコミュニケーションを知りたい」ということ。

話をしやすい内容、話をしたくなる内容というのは、それぞれお客様によって違います。

しかし、「これが定番・鉄板」というネタもいくつか存在します。
あくまで仕事ですから「潤滑油」として活用するのが大前提ですが、活用してみても良いかもしれませんね。


コミュニケーションの「よくある間違い」「一般的に使われる雑談ネタ」「さらに深い関係を作るためのネタ」をご紹介します。

 

 

1 よくある間違い

ちょっとしたコミュニケーションでよくお間違いになる内容として、あなたが話そう、話そうとしてしまう、という事がありますが、無理する必要はありません。


それよりも、「聞く」こと、つまり「相手に話を振る」という感覚が必要です。
これがよくお間違えになるポイントです。

2 一般的に使われる雑談ネタ

雑談に困ったらこの内容を使ってみて下さい。

営業の世界で伝わる「ウラキドニタテカケシ衣食住」という、雑談フレームワークです。

 

これを、いざという時に使うと効果的です。

 

うら【裏話】

「実は、ここだけの話なんですが…、ってご存知ですか?」。

 

き【季節・気候】

「ずいぶんと寒くなりましたね?」

 

ど【道楽・趣味】

「映画がお好きとの事でしたが、洋画か邦画はどちらがお好きですか?」

 

に【ニュース】

「今朝のニュースご覧になりました?」

 

た【旅・旅行】

「海外旅行へよく行かれるとおっしゃってましたが、お薦めのリゾート地はどこですか?」

 

て【テレビ】

「先日からスタートした人気ドラマの「下町ロケット」ってもう見られました?」

 

か【家族・家庭】

「私は3人兄弟の長男なのですが、××さんはご兄弟は?」

 

け【健康】

「ご年齢に比べかなり若々しさを感じるんですが、何かお手入れや普段から体を気遣ったりされているのですか?」

 

し【仕事】

「今後の社長のビジョンをうかがってもよろしいでしょうか?」

 

衣【衣服】

「そのスーツと、ポケットのチーフの柄が素敵ですね。」

 

食【食べ物】

「この近くに美味しいラーメン屋さんがあるんですが、ラーメンはお好きですか?」

 

住【住居】

「お住まいはどちらですか?」「ご出身はどちらですか?」

 

3 さらに深い関係を作れる、引き出したいネタ

さらに、ちょっとした会話から、関係を作るために必要なのは、こういう質問です。


「相手が自慢したい事」「誇りにしていること」です。

例えば、もともとヤンチャなタイプの方だったら「過去の武勇伝」を、賢い方だったら、「出身の学校や学部」を、スポーツタイプだったら「過去の入賞歴やスポーツ歴そのもの」を聞き出して欲しいのです。


これをやるだけで、まったく関係が変わる場合がありますよ。

 

まとめ

雑談ネタできっかけを作り、相手に話を振り「聞き手」に徹する。

会話に困ったときは意識してみると良いかもしれませんね。

 
 コラムニスト情報
竹内慎也
性別:男性  |   現在地:osaka,japan  |   職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。

2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける

 

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