肩こりや筋肉痛の救世主「湿布」!種類別(温湿布・冷湿布)の効果と正しい使い方まとめ

執筆者: colonna
はじめに

打撲や腰痛のとき、自宅にいても簡単に処置できる方法として湿布があります。
湿布は、簡単に使うことが出来ますが使う湿布の種類を選ぶ必要があるのです。

湿布の選び方や使い方を知っておくことで、より確実な処置をすることが出来ます。

 

では、湿布の選び方と使い方について詳しく解説していきます。

 

 

湿布の選び方

湿布には、温湿布と冷湿布の2種類があります。

 

温湿布にはカプサイシンという成分が入っていて、貼ったときに暖かく感じます。
冷湿布にはメントールが入っていて、貼ると冷たい感覚があります。
この2種類は使い分ける必要があります。

 

冷湿布を使うとき

まず、捻挫や打撲のような急性の症状の場合です。

 

捻挫や打撲などの急性症状のときには、患部が熱を持っていることがほとんどです。

そのため、患部を冷やすことが大切なので、冷湿布を使うことになります。
冷湿布を使う前には、氷などで患部のアイシングをしてから使用しましょう。

 

温湿布を使うとき

肩こりや腰痛のような慢性的な症状の場合には、温湿布が有効です。
肩こりや腰痛というのは、今日始まったことではなく、慢性的に悩んでいる症状の場合が多いと思われます。


これらの症状の原因は筋肉の凝りでもあるので、暖めてほぐすことが大切になります。
そこで温湿布を利用するのです。
また、温湿布の中でも、水分の含まれない布製の湿布を利用すると良いでしょう。

 


痛みの原因によって、温湿布か冷湿布かを使い分けることが大切になってくるのです。

 

湿布を使うタイミング

湿布は、貼った部位の皮膚から成分が浸透していき、痛みを取ります。


貼ってすぐに剥がしてしまうようでは、湿布を貼った意味がなくなってしまいます。
出来るだけ長い時間、貼った状態をキープ出来る環境で湿布を使う必要があるのです。


お勧めしたいのはお風呂上りです。
お風呂上りに湿布を貼って一晩置いておくと、湿布の成分が有効に作用するでしょう。

湿布は貼った直後から成分が浸透し始めます。
そこから約4時間~5時間ほどで血中を行き渡ります。

その後は効果が薄くなっていきます。

 

そのため、湿布を剥がすタイミングとしては、貼ってから5~6時間程度が丁度良いでしょう。
夜寝る前に湿布を貼って、朝に剥がすというサイクルが最も効果的です。

湿布を貼る時の注意点

湿布を貼る時には、いくつか注意をするべきことがあります。

 

長時間の使用をしない

まず1つ目は、長時間の使用をしないことです。
先程も言った通り、湿布の効果は大体4~5時間程度です。

 

それを超えてしまうと、湿布の効果は薄くなっていきます。
湿布を剥がさないまま長時間過ごしていくと、皮膚の被れや痒みにつながることがあります。
皮膚が弱い人は、長時間の使用を避けるようにしましょう。

 

湿布を剥がした後の入浴

2つ目は、湿布を剥がした後の入浴です。
湿布は皮膚から成分を浸透させるので、皮膚にも大きな刺激を与えています。


湿布を剥がした直後にお風呂に入ると、肌がピリピリする感覚になります。
気にならない人は良いのですが、それが不快であれば、湿布を剥がしてから最低1時間は入浴しないようにしましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

湿布はとても便利で、使い勝手の良い応急処置の道具です。


温湿布と冷湿布を間違えないようにすることで、湿布の効果をより高めることが出来るのです。
湿布を選ぶときには自分の症状に合わせて選びましょう。

 
 

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