ひつまぶしを3度楽しむ食べ方と、加薬(かやく)の健康効果!「御曹司 松六家」で味わう魅惑の黒毛和牛

執筆者: 水谷俊江 職業:管理栄養士 ダイエットコーディネーター
はじめに

こんにちは、管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。

 

今回は、都内で黒毛和牛のひつまぶしをいただける「御曹司 松六家」の様子と、ひつまぶしに乗せるかやく(加薬)の効能について紹介して参ります。

 

「御曹司 松六家」の様子
御曹司 松六家
住所:東京都港区六本木4-10-2 
TEL:03-3796-3369 

 

ランチタイムに並んで参りました。

お目当ては、限定40食の「極上 黒毛和牛 ひつまぶし御膳」

デザートのココア羊羹付で、1,300円です。

 

 

 

開店時間の11:30に到着したにも関わらず、1時間待ちとのことでした。
そして11:40には限定の40人を超え、待つことも許されないという人気振りです。
全室個室という究極のサービスのため、開店時間に入ることの出来る人数も、制限されるということですね。

 

 

 

ひつまぶしの豆知識

さて、ここで「ひつまぶし」の豆知識です。

 

ひつまぶし誕生秘話

江戸っ子は鰻が大好きです。

鰻は縄文時代から食べられていました。

江戸時代に、現代のように開いて串を指して、タレを付けてといった蒲焼き調理法が生まれ、江戸前鰻が完成しました。

 

更に、マルチタレント天才学者の平賀源内が、知り合いの鰻屋さんに頼まれて店頭に貼ったコピーが「今日は丑」
こうして、土用丑の日に鰻を食べる、食べたくなる史上最高のキャッチコピーが生まれました。

 

さて関西の方では

お江戸に負けずとも劣らぬ勢いで、名古屋の方も鰻好きです。
ひつまぶしは、鰻の蒲焼の刻んだものを、おひつのご飯に混ぜるので「ひつまぶし」と呼ばれるという説が一番有名ですが、賄い食から生まれたという説もあります。
お客様に出せないような小さな鰻を刻んで、おひつで混ぜて、賄いのため何人でも食べられるように(カサを増やすために)お茶漬けにしたとか。


鰻という派手な食材を使いつつ節約するところが、どことなく名古屋気質を感じさせますね。


「ひつまぶし」のお作法は、そのままいただく、かやくを乗せる、お茶漬けにするという3つのバリエーションがあります。

 

「御曹司 松六家」のひつまぶし

ところで「御曹司 松六家」のひつまぶしは、鰻ではなく黒毛和牛です。

黒毛の和牛をお茶漬けにしてしまうのですから、想像しているだけでも1時間待てそうです。

 

さて、待ちに待った「ひつまぶしご膳」。
ザクロのようなミステリアスな色彩の断面。

程良い抵抗力を持ちながら、口の中で溶けていくような甘い夢見心地の旨い和牛。

並んだことに悔いはございません。

 


タレの量にも気品を感じます。

そのご飯の中には、タレの染み込んだ和牛が隠されています。

そんな、ひつまぶしを3度楽しむ方法がこの写真です。

 

 

少量で料理を引き立てる「加薬(薬味)」の登場。
かやく。薬を加えるという意味の通り、薬効をプラスする働きもあるのです。

 

 

ひつまぶしのかやくの薬効

ひつまぶしのかやくと、その薬効を紹介します。

 

  • 胡麻団子

抗酸化物質の「セサミン」や「ゴマグリナン」は、細胞の老化防止や脳の活性化を助けるほか、肝臓で脂肪の分解を促進します。

中国では、食べる丸薬と呼ばれています。

(松六家の胡麻団子、まさに丸薬!)

 

  • 山葵

豊富なビタミンAが、貧血の改善や、目の粘膜や皮膚の保護をします。

 

  • 粉山椒

食欲増進やスパイスの刺激が、ビタミン、ミネラルの体内の吸収を促進させます。

 

  • のり

カルシウム、マグネシウムや食物繊維に富んでいます。

 

  • みつば

香りの成分のミツバエンとクリプトテーネンは、気持ちを落ち着かせます。

 

  • だしの鰹節や昆布

旨味成分のグルタミン酸やイノシン酸の相乗効果で、美味しさの奥行きを広げます。

昔から馴染んできたかやく。

美味しさの引き立て役だけでなく、ご飯だけでは不足してしまう栄養素を補う、まさに天然のサプリメントの役割をも果たしているのです。

 

おわりに

お茶漬けにすると、和牛がさっと色を変え、少し身を小さくして、更にとろけるような味わいになります。
1時間並んでも食べたい「黒毛和牛のひつまぶし」、たまには鰻の代わりに頂いてみてはいかがでしょうか。

 
 コラムニスト情報
水谷俊江
性別:女性  |   職業:管理栄養士 ダイエットコーディネーター

2014年夏 ブラジルサンパウロから帰国しました。
サンバも踊る管理栄養士

 

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