紅茶がもたらす身体への健康効果!夏にぴったりの種類と、アイスティーのアレンジレシピ
前回までは、夏を快適に過ごすアイスティ一を一通り紹介いたしました。
さらに、紅茶と夏の健康について述べていきます。
夏場は、発汗が多く、熱中症対策のため、水分補給が欠かせません。
色々と清涼飲料水がありますが、糖分があったり、カロリーがあるものも多いですね。
ゼロというのも、最近は増えてきてはいますが。
紅茶は、ストレートティで飲めばカロリーはほとんどありません。
特に後味がすっきりと感じられ、喉の渇きを癒します。
アイスティの作り方は、前回までのコラムで紹介していますので、参考にして水分補給をしっかりして下さい。
紅茶は発酵していますので、体を温めます。
「暑い時期に体を温めるなんて」と思われるかもしれませんが、意味合いが違います。
冷たい食べ物の取り過ぎや、冷房で弱った内臓には、優しい作用となります。
なので、アイスティでも良いのですが、出来るだけ1日に1回は、ゴールデン・ルールに従って抽出したホットティを飲んで、さらにその効果を味わって下さい。
比較的涼しい朝夕や、それこそ冷房の効いた部屋で飲みましょう。
そして、特にホットティとして、夏にお勧めの紅茶が有ります。
- セイロン産ウバティ
良い品質のものは、メンソール系の爽やかな香り・風味が有りますので、ホットティでも清涼感を感じさせます。
- ミントティ
セイロン産ウバティと同様に、爽やかな香り・風味があり、清涼感が漂います。
- アールグレイティ
ベルガモットの香りを付けたフレーバードティですが、ベルガモットは柑橘類ですから、爽やかな酸味があり、口がさっぱりします。
夏はアイスティでも良く飲まれますが、ホットティでも飲んでみて下さい。
- ダージリン
元々イギリス人が、暑いインドでの避暑地として開発した場所です。
ヒマラヤ山麓で育った高原紅茶のダージリンティを、涼しい時間帯や場所で飲んで、高原にいる気分を味わいましょう。
紅茶は胃液の分泌を良くします。
なので、胃の中に何も入っていないと、胃液が胃壁に刺激を与えてしまうほど。
よく「紅茶を飲むとムカムカするから、胃に悪い」と間違って言われるのは、そのせいです。
紅茶は、夏の弱った胃の働きをサポートする、優しい味方です。
消化促進に役立ちますので、食べた物が消化されやすくなります。
また、整腸作用もありますので、なおさら夏バテで食欲不振ということの防止になります。
夏場の食品は傷みやすいですね。
そして、弱った胃腸のせいで食中毒になりやすいです。
紅茶の成分の紅茶フラボノイド(カテキンが結合して出来たテアフラビンやテアルビジンなど)は、抗菌作用が有ります。
皆さんの中で、カテキンが抗菌作用があるというのは、ご存知の方もおられるでしょう。
カテキンが結合した紅茶フラボノイドも、もちろん同様です。
食中や食後に紅茶を飲むことで、食中毒予防になります。
とはいえ、夏場の食品は特に気を付けないといけないですね。
やはり、夏場にすぐに飲める点で、アイスティメニューとなります。
アイスティの応用編でも紹介しました、アイスバナナミルクティ。
しっかり濃いめに抽出した紅茶にミルク(牛乳)を、たっぷり注ぎ、その中に輪切りのバナナを入れます。
夏のバテた体に、即効性のある、疲れを取るドリンクとなります。
夏の暑さや、紫外線で、体と目が疲れています。
そんな時、ローズヒップやハイビスカスが入った紅茶を、ホットティでまず抽出。
それを冷まして、冷蔵庫で保存をしておきます。
外出から帰った時、その冷やしティを飲めば、クエン酸が効いていますので、疲れがすっと取れます。
ローズヒップやハイビスカスの単体、いわゆるハーブでも良いのですが、酸っぱ過ぎるかもしれません。
もちろん好みですので、それでも良い人もいますが、飲みやすさから言いますと、紅茶とブレンドされている方が良いでしょう。
アイスアールグレイティのセパレートティも、前回までのコラムで紹介しています。
セパレートにして、目で楽しむのも良いです。
ここでは、グレープフルーツジュースやオレンジジュースを好みの量入れて、酸味をしっかり味わい、夏の疲れを取りましょう。
透き通ったアイスティの作り方も、コラムで紹介しています。
そこに、冷凍のブルーベリーを、好みの数量入れます。
プレーンなアイスティの場合、ブルーベリーの香り付けともなります。
ご存じの通り、ブルーベリーは疲れた目にありがたいです。
紅茶抽出に便利なティーバッグ。
そのティーバッグを抽出後に捨てないでおきます。
使うティーバッグは、三角ピラミッド型より、一般的な平らなタイプが良いでしょう。
抽出後、お湯を切って、平にして小皿に2個乗せます。
それを冷蔵庫で冷やします。
冷たくなったら、2個をそれぞれ両目のまぶたに乗せてみましょう。
夏の疲れ目に、優しいアイマスクとなります。
紅茶の香りが残っていますので、目に近い鼻から香りが入り、アロマテラピー効果まであります。
夏は、紅茶を飲むのはお休みと考えられる方もおられます。
しかし、以上のように、夏に紅茶と上手く付き合えば、思いのほか健康で、快適に過ごすことが出来ます。
出来ることから実施してみて下さい。
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長年大手紅茶会社勤務。紅茶専門店勤務(大阪・名古屋)経験有。
2012年から独立し、大手紅茶会社時代の仲間が立ち上げた紅茶ブランドRegent Garden Tea と Royal Walton Tea で紅茶教室・ティーサービス実施。またそのブランド紅茶を委託販売。
活動地区は東海(愛知県、岐阜県、三重県)と北陸(石川県、福井県、富山県)
ブログ名【紅茶雑館】http://morikawa201205.blog.fc2.com/
*ブログは毎日UPしています。
ホームページ【紅茶館M's tearoom】http://morikawa201208.jimdo.com/
*紅茶活動全体が判ります。
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