情熱の国スペインの意外な恋愛観!日本人から見た文化・価値観の違いとは
こんにちは、留学エージェントの盛 千夏です。
国籍に関わらず、人間同士の付き合いなので、日本人との恋愛で起こりうる事は、スペイン人との恋愛でもありうる事です。
但し、スペインと日本では恋愛における一般常識が違います。
それを知らないと、戸惑う事があるかもしれません。
デートと言うと、日本では「彼氏・彼女」の間柄、あるいはどちらかが相手にかなり好意を寄せている場合が多いかと思います。
スペインでは、男性と女性が二人っきりで会っても、ただ気軽に出掛けただけ、という認識の場合も多々あります。
映画やディナーを誘ってくる相手は、あなたに少なからず興味を抱いてます。
しかし、まだまだ恋人同士でもないし、初デートで告白して一気に「彼氏・彼女」の関係になる訳でもありません。
あなたの他にも出かける相手がいたり、恋人候補を探しているだけの場合もあります。
スペインには、「付き合って下さい」といった様な告白はありません。
一緒に数回出掛け、週末も一緒に過ごすようになり、ある日どちらからともなく「君は僕の彼女、あなたは私の彼氏」という言葉が自然に出てきたら、めでたくカップル成立です。
体の関係の有無ではなく、気持ちが問題なのです。
男女の仲にいつなるかは個人差がありますが、大抵は恋人になる前です。
両親に彼氏や彼女を紹介するというのは、日本では一大イベント。
婚約はしていないけれど、将来を考えなくてはというプレッシャーを感じる場合も。
一方、スペインではすぐに両親や親しい友達に恋人を紹介し、紹介されます。
家族や幼友達をとても大事にする文化なので、そこに隠し事なんてなし。
反対に、いつまでもご両親や友達に紹介されなかったり、紹介する時に名前だけ言われて「彼氏・彼女」という言葉を付け加えない場合。
その時は、相手に遊ばれているか、あなたとのシリアスな関係を望んでないと疑っても良いでしょう。
但し、ご両親に紹介されても、将来の約束がある訳ではありません。
家族には何でも話す、スペイン人らしい習慣なだけなのです。
しかし、一旦、紹介されたら家族の一員のように扱われます。
結婚式、誕生日、クリスマスなど、家族イベントには招待されるようになりますよ。
スペイン人は軽々しく「愛している」と言いません。
「君の事が大好きだよ」、「君に恋している」は、それと同レベルではありません。
愛情表現が豊かなスペイン人でも、「愛している」は、本当に相手がかけがえのない存在になってから言う言葉です。
彼が愛していると言ってくれないと悩まず、今の関係が順調で、大好きだよと言って貰えているならば、一先ず大丈夫。
焦らず待ってみてくださいね。
スペインでの恋愛一般常識は、日本の考え方と違う点もあります。
どちらか一方がすんなり相手に合わせられるなら良いですが、決して無理はしないこと。
例えば、スペイン人の恋人にとって、毎週末両親の家でランチを食べるのは基本中の基本。
しかし、あなたも毎週末一緒に来るようにと言われたら?
あなたにとって楽しい事ならば、参加。
そうでなければ、今日は行かないとはっきり断れば良いのです。
自分の彼氏や彼女は外国人であること、スペインでの当たり前が日本では違う場合もある。
このことを分かって貰うのも大切です。
これを理解してくれない人とは、将来結婚しても苦労しますよ。
ここではスペイン人の恋愛事情についてご紹介しました。
異なる常識、習慣、価値観を面白いな、そういう考え方もあると双方が感じられれば、その恋は必ずうまくいきますよ。
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スペイン在住14年目(バルセロナ4年、バレンシア10年)。
留学生としてバレンシアでスペイン語を勉強中に、バルセロナの医療系出版社で仕事を見つけ、運良く労働許可をゲット。
現在は古巣バレンシアに戻り、スペイン語学校のコミュニティ・マネージャーのかたわら、留学エージェントとして活動。
私生活は、スペイン人パートナーと猫2匹の気ままな大人生活をエンジョイ中。
運営サイト
- プエンテ・スペイン留学(スペイン留学一般):http://puente-ryugaku.com/
- バレンシアスペイン語学留学情報(バレンシア留学専門):http://valencia-ryugaku.com/
- スペイン庶民生活@バレンシア(スペイン生活一般):http://spainseikatsu.com/
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