旅行時はスリや置き引きに注意!海外(スペイン)で盗難や事件に巻き込まれた時の対処法 (1/2)

執筆者: 盛 千夏 職業:留学エージェント&スペイン語学校のコミュニティ・マネージャー
はじめに

こんにちは、留学エージェントの盛千夏です。


スペインは一般的に、ヨーロッパの中で日本人観光客の盗難被害が多い国だと言われています。

ただし、スペインやヨーロッパの国々では、防犯対策をすればほぼ盗難被害は避けられます。


しかし、もし被害にあってしまったらどうすればよいでしょうか。


 

スペインの盗難(スリ、置き引き、ひったくり)被害

スペインで盗難と言えば、スリ、置き引きが一番多いです。

 

一時話題になった「首絞め強盗」(首を締め気絶したところ身ぐるみをはぐ)などは、ここ数年は見かけなくなりました。

スペイン政府も町の治安維持に勤めているのか、バルセロナマドリードの大都市などの犯罪が多い地域では、警察官を増員しています。

 

スリ被害対策

人通りの多い場所やメトロでは、バッグは斜め掛けにし、体の前方で軽く手で抑えるようにしましょう。

注意をしているんだと、スリに見せることが必要です。

彼らは何も日本人や観光客だけを狙っている訳ではありません。

その場で一番無防備な人を狙います。

 

置き引き被害

置き引きは、ホテルのロビー、レストラン、空港などで他のことに気を取られている場合に起こります。

スーツケースなどはホテルや空港でチェックインをしている時も、体のそばで視界に入る所に置きましょう。

出来れば、体の前方の足元に置きます。


ハンドバッグなどは床やスーツケースの上などには決して置かず、必ずカウンター上の体の近くに。

あるいは、肩に掛けたままにして下さい。



レストランでは、椅子の背もたれに、内ポケットに財布など貴重品が入ったままのジャケットをかけたり、ハンドバッグをぶら下げるのはやめましょう。

ジャケットを椅子に掛ける場合は、財布はパンツのポケットへ。

ハンドバッグは膝の上に置きましょう。
 

盗難にあった時の対処法

まずは、何を取られたかを確認します。

 

被害が現金だけだった場合は、絶対に戻ってきませんし、海外保険でもカバーされてはいないので、諦めるしかありません。

警察で盗難届を出しても良いですが、せっかくの旅行なのに、ペーパーワークで時間を取らるのはもったいないです。

「今後気をつけよう」と気持ちを引き締め、警察へ盗難届を出さなくてもOKです。

 

スペインはクレジットカード社会なので、なるべくカードで支払をし、現金はカフェ、チップ、タクシー代分ぐらいの40ユーロ程度持ち歩くようにすると良いでしょう。 

 

クレジットカードや銀行カードの盗難の場合

まずは、カード会社や銀行に連絡をし、カードをブロックします。

万が一のために、旅行前にカード会社の連絡先、カード番号、有効期限などはメモし、貴重品とは別な場所に保管しておきます。

同様に、銀行のカードもブロックします。


スペイン旅行にはカードは2枚以上持って行き、バラバラに持ち歩くと良いでしょう。

 

最寄りの警察署で盗難届を発行

ホテルやレストランで盗難被害にあった場合は、まずホテルやお店のスタッフに相談します。

そこで警察を呼んでくれたり、最寄りの警察署を教えてくれるので、警察署に出頭し盗難届を提出します。

この手続きは海外保険でカバーされている物が盗難にあった場合や、パスポートの盗難では再発行手続きのために必ず必要になります。

 
 コラムニスト情報
盛 千夏
性別:女性  |   現在地:スペイン、バレンシア  |   職業:留学エージェント&スペイン語学校のコミュニティ・マネージャー

スペイン在住14年目(バルセロナ4年、バレンシア10年)。

留学生としてバレンシアでスペイン語を勉強中に、バルセロナの医療系出版社で仕事を見つけ、運良く労働許可をゲット。
現在は古巣バレンシアに戻り、スペイン語学校のコミュニティ・マネージャーのかたわら、留学エージェントとして活動。

私生活は、スペイン人パートナーと猫2匹の気ままな大人生活をエンジョイ中。

運営サイト
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