絢爛豪華なパワースポット「聖天宮」へ観光に行こう!道教の歴史やご利益を紹介
「道教」とは、中国台湾三大宗教(仏教、道教、儒教)の一つです。
この聖天宮が現存する日本国内の御宮では最大級です。
「御宮」と呼ばれていますが、日本で御宮と言うと「神宮・宮・大社・神社・社」と言われている場所を総称した物を指します。
元々の信仰が異なるので、少し違和感を感じるかもしれませんが、故人を供養することや鎮魂を目的とした場所ではなく、祈願をしてその成就に感謝することを主の目的とするために「御宮」と呼ばれているのです。
開祖は台湾出身の「康國典大法師(こくこくてんだいほうし)」。
40歳半ばに不治の病を患いましたが、ご本尊と縁起を持たれたことで完治されたことをきっかけとして、深謝の念と何人にもご利益にあやかれる御宮を建てたいと願ったそうです。
そんな折、神様より「聖天宮」という名や、日本という国、たたずまいや方角までお告げを頂き、昭和56年より現在の地にて着工。
台湾の一流宮大工を呼び寄せて、15年掛けて平成7年に開廟されたそうです。
とにかく建物の芸術性と雰囲気には圧巻です。
細かい彫刻や色の鮮やかさ、中国独特の動物の描き方、釘などを使わない建築技法など、門をくぐるとそこはもう日本ではないような感覚に囚われます。
「三清道祖」という、人間界の運勢を司る道教最高位の三神です。
- 道徳天尊(道徳を司る)
ご利益:子女孝行・夫婦円満・兄弟合好・君臣合力・良縁成就・交友良好
- 元始天尊(天地創造を司る)
ご利益:病気平穏・商売繁盛・遷移安全・財帛安寧・危難消失・合格祈願
- 霊寶天尊(魂魄を司る)
ご利益:魂魄調和・精神安寧、集中・怨霊除去・激情剃御・怨念消失
御神体は最高位のこの三神ですが、他にも様々な神様が存在しています。
神話の神々を起源としており三国志の英雄「関羽」も含まれている多神教です。
神様は非常に大きな彫刻で表現されており、説明も細かくされています。
最高位三神もお目にかかることが可能です。
お祈りの礼儀も仏教とは異なっており、お線香の煙に乗せて具体的にお願い事をします。
本堂には、国の方が様々なことを説明して下さり、干支や生まれ年、お願いすることなどによって、違うお守りも購入することが可能です。
中国大陸で発祥した太古の民間信仰です。
その発展の経緯から、2つの面を持ち合わせています。
- 「神仙思想」
神や仙人の世界に到達することを目的としています。
不老不死の探求は漢方や気功、鍛錬術は火薬の発明に繋がりました。
他にも陰陽や八卦の概念から、自然節理や運命を司るとされて、風水や占術として現代に影響を与えています。
- 「老荘思想」
Taoism(タオイズム)の基になるもので、老子や荘子などが説いた道(タオ)のことです。
「道」とは、知や欲を働かせる人為を無くして、無為で道に従い生きることを指しており、その世界観は西洋までも根強い関心を集めています。
陰陽道や風水など、また倫理道徳として朱子学を武士道に取り入れられたことも有名です。
こちらの御宮は、埼玉県坂戸に位置しており、電車では東武東上線「坂戸駅」から2.5km、バスでは「川越駅・若葉駅」から出ている東武バスの「戸宮交差点」から300mです。
その為、出来れば車で向った方が良いかもしれません。
関越自動車道「鶴ヶ島IC・坂戸出口」から3.5km、又は圏央自動車道「坂戸IC」から1.5kmとなります。
道沿いに突然御宮の屋根が出現するために、近付くとすぐ分かります。
全体としては30分程度で拝観は可能ですが、参拝体験でお守り以外にもおみくじや、日本でいう絵馬のようなものもあります。
道教の信仰をされていない方でも、その1つ1つ人の手で造られた建造物や空気感から、長い歴史や深い信仰心、人々の願いを肌で感じて、神聖な気分になると思います。
そして、最高位三神の各誕日と慰霊祭と称して、年間催事も行なわれています。
時空を超えた臨場感に足を踏み入れ、歴史を遡ってみるのはいかがでしょうか。
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