秋バテの症状チェック!不調の原因と対策・解消法 -食事などの生活スタイルを整えよう- (1/2)

執筆者: あさづけ なすこ 職業:看護師(医療・在宅医療・地域医療・福祉)
はじめに

夏バテは良く聞きますが「秋バテ」は聞いたことがありますか?
酷暑から、気温などが落ち着いてくる時に起こる不調や疲労感。

 

実は夏よりも秋になってからの方が、そのような症状を感じるという女性が多いことも分かっているようです。 

 

 

夏バテと秋バテ

夏バテの症状は良くご存じの通り、酷暑・多湿によるストレスに加えて、室内温度との差や発汗によるミネラルバランスの乱れです。
そのため、自律神経が疲れてしまうことや、胃腸の機能が低下して食欲がなくなること、体力が続かなくなることなどが挙げられます。

秋バテとは、夏にバランスを崩して出現した、様々な症状が回復しないままに、急激な気温の変化や気圧の低下に伴って更なる症状を引き起こしてしまうことです。
若い方に限らず、老若男女引き起こることです。

 

秋バテの主な症状

「秋バテ」の主な症状としては次のようなものが挙げられます。

 

  • 休んでも疲れが取れない、ボーッとする
  • ストレスを普段よりも多く感じる
  • 目の疲れ、肩こりや頭痛が酷い
  • 常に疲れた感じやだるさがある、身体が重い
  • 睡眠不足になる、朝にスッキリとしない
  • 風邪をひく


少しでも当てはまる方は、注意が必要かもしれません。 

 

夏バテの原因「冷え」のタイプ

夏バテの根本的な原因として、良く身体を冷やし過ぎてしまうことが挙げられますが、冷えることに関しては種類があります。

内臓が冷えたタイプ

酷暑のため、アイスクリームや冷たい飲み物などを多く摂り、胃液過多や逆に胃液減少により、胃腸の不調を呈するもの。
更に冷たい食べ物や飲み物により胃腸の温度を下げてしまい、そこから全身的に血の巡りが悪くなり、冷えてしまいます。

冷房で冷えたタイプ

冷房などが効いている場所から暑い所へ外出をすると、温度差に身体が適応しようと自律神経系をフル稼働させます。

毎日のその繰り返しから自律神経が疲れてしまうことや、血の巡りが徐々に悪くなり、冷えてしまうことが挙げられます。

どちらも結果的には血の巡りを悪くしてしまい、自律神経系に大きな影響を及ぼします。
タイプや自身の体質、ストレスの程度を考慮して、対策を考えて行くことをお勧めします。

 

主な秋バテ対策
1.身体を温める
  • 入浴は浴槽に浸かる 

夏は暑くて汗を流す程度で済ませていた方も、秋は浴槽に浸かって身体を温めることや、自律神経の回復に努めましょう。


発砲剤の入った入浴剤を利用することや、好きな香りのアロマオイル、ソルトを使用して楽しみながら、30分程度は浸かるようにしましょう。 

 

 

  • 温める効果のある食材・食品を摂る

食品としてはスープ系がお勧めです。

冷たい飲み物を少なくして温かい飲み物を摂り、お酒も常温やお湯割りなどにしましょう。
食材としてはご存じの生姜・唐辛子や、人参・みかん(加熱した調理で)など、他にも体を温める作用がある物を選ぶようにしましょう。

 

 

  • 衣類の調整をする

スマートフォンのお天気アプリなどを利用して、気温をチェック。
そしてその日に合った衣類を選ぶようにしましょう。

 

また、電車内や施設内でも使えるように、ストール系やカーディガン系も忘れないようにしましょう。

また入眠時のパジャマや、寝具の調整も必要です。

 

  • エアコンの設定温度を気を付ける

日によっては冷房と暖房を使い分けるようになります。
外気に合わせて差を5℃以内に設定しましょう。

 
 コラムニスト情報
あさづけ なすこ
性別:女性  |   職業:看護師(医療・在宅医療・地域医療・福祉)

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