魚が釣れない人に見直して欲しい4つのポイント!潮・餌などの見極め方 (1/2)

執筆者: 房総釣り師
はじめに

前回、釣りに重要なポイントとして、真っ先に挙げられるのは「場所」であると説明しました。

 

今回は、その他に挙げられる釣りの重要ポイントをご紹介します。

 

ポイント1 「潮」

 

魚群探知機に反応がバッチリで、最高のポイントに入れたとします。

しかし、なぜか釣れない日もあります。

一体なぜ釣れないのでしょうか?

 

その答えは「潮」です。

良く「潮止まり」や「かったるい潮」「潮が悪い」などと言いますが、これは海の潮が流れていない状態のことを指します。

 

潮の流れで魚の活性が変わる

潮の流れはノット(kt)で表示されます。

1ノットは時速で表すと1.852km/hで、1時間に1海里進む速度です。

 

これが0.6~1くらい流れていれば、魚の活性が上がります。

魚の体は淡水魚も含め、潮の流れに向かって泳ぐという構造になっているため、しっかりと潮が流れていれば、魚は楽に泳ぐことが出来るのです。

 

もちろん捕食も活発に行います。

しかし逆を返せば、この潮が流れていないと、魚の活性は下がってしまいます。

つまり、例え多くの魚がいたとしても、餌を食べてくれないという状況になってしまうのです。

これでは釣れません。
ちなみに、潮が速過ぎてもダメです。

3ノットといった潮の流れでは、仕掛けや道糸が吹け上がり、釣りにならないのです。

 

 

水温の変化も魚の活性に影響する

「潮」と同様に「水温」も大切です。

急に水温が変化すると、やはり魚の活性は下がります。

この水温は、潮の流れとも関係しています。

 

海の上の方は温度が高いのに、底の方は低いといったことがあります。

冷たい「底潮」が流れ込んで、水温が下がってしまうのです。

経験則ですが、お魚は水温が1~2℃変化するだけで活性が下がります。

絶対的な温度ではなく、変化です。

最初からずっとその水温なら問題はありません。

 

ポイント2 「餌」

これはルアーをやっている釣り人にはお馴染みですが「マッチ・ザ・ベイト」という言葉があります。

その時にお魚が食べている餌と、釣りの餌(ルアー)が一致すれば、魚が喰ってくるという理屈に当たります。

ルアーもあれこれとっかえひっかえで「その時に釣れるルアー」を探しますが、これは「餌釣り」でも似たようなものです。

しかし、ルアーほどの試行錯誤はありません。

 

 

餌の質と付け方が大切

餌の質、餌の付け方は大きく影響します。

これでお魚の喰いが変わるのです。

 

「特餌(とくえ)」といって、船宿の用意してくれる餌ではなく、自分で色々な餌を用意する人もいるほどです。

オニカサゴ釣りでは、イカやイイダコ、アナゴの身、サンマ等々、浅場の根魚ではドジョウなんてものもあります。


確かに「アタリ餌」というのはあるようですが、あまり悩むと混乱します。

まずは、餌釣りの場合は、針にしっかりと餌を付けることが大切です。

曲がっていたり、緩んでいたりすると、釣果にかなり影響します。

これは「腕」というより「基本」といった方が良いでしょうね。

 

ポイント3 「運」

以上、前回のポイント「場所」と、今回の「潮」「餌」に関しては、気を付ければ問題はありません。

この「運」はどうしようもない部分です。

しかし、逃れようのない事実なのです。

例えば、大きなマダイが泳いでいたとします。

そんなにゾロゾロとはいません。

そして釣り師が10人、竿を握っているとします。

残念ながら、その大マダイは全員の所には来ません。

 
 コラムニスト情報
房総釣り師
性別:男性  |  

サラリーマン経験もありますが、殆どフリーランスで仕事をしてきました。何でもやるプランナーで、けっこう以前ですけど、数年某商業誌で連載を持っていたこともあります。企画書書き、マニュアル書き、テキトー広告コピー、パンフレットのコピー書き、サイト制作、ゴーストライター、何でも仕事に飛びつく、魚のカサゴの様なものです。実はこのカサゴ、オニカサゴにハチカサゴ、ウッカリカサゴ、本カサゴと多種ですが、好きな釣りものです。今は「釣りをするため」に働いています。