家族で楽しむならマハゼ釣り!おすすめのスポット・釣り方・料理レシピ決定版 (1/3)
釣りをする場所を大きく分けると「淡水(河川・湖沼)」「汽水域(河口)」「海」があります。
汽水域(きすいいき)とは、海水と淡水が混じり合う所で、主に河口(川が海に流れ込んでいる所)付近と思って間違いありません。
余談ですが、一般に「流れ込み」といえば、湖沼に流れ込む小さな川をイメージします。
釣りの楽しめる汽水域は、ある程度大きな川が海に流れ込んでいる辺りで、潮の干満で結構広いエリアになります。
この汽水域で釣れる魚には、マハゼ、スズキ(シーバス)、ボラがいます。
チヌ(クロダイ)などが釣れるところもあります。
この汽水域でお勧めの釣りがマハゼです。
他にも手軽な小物として、タナゴやテナガエビもありますが、やはり魚のブルブルッというアタリが楽しめるのはマハゼです。
昔は関東の江戸川河口では、このマハゼ釣りが夏の風物詩で、河口を埋め尽くすように釣りの小舟が浮かんでいたそうです。
今ではそれほどではありませんが、やはり初夏からの風景として、あちこちにマハゼ釣りのボートが浮かんでいます。
もちろん、岸からの投げ釣りでも釣れますが、やはり魚には釣れるポイントがあり、そこを投げ釣りのキャスティングで狙うには、それなりのテクニックが必要です。
ボートならお店でポイントを教えてもらえますし、夏の浅場釣りでは、ボートから底にいるマハゼが見えます。
良く「見える魚は釣れない」と良いますが、マハゼは釣れるのです。
河口なので、手漕ぎボートで十分ですし、4人くらいなら二艘のボートで一緒に楽しんでいるファミリーの姿も見かけます。
なぜマハゼ釣りが「家族」にお勧めかといいますと、手軽に釣れることや、ボートの上に一日一緒にいて、釣れた釣れないという親子の会話が弾むからです。
皆、キャーキャーと楽しんでいます。
私にとっても、釣りの楽しさを知った原点は、このマハゼ釣りです。
場所は首都圏ではやはり、江戸川河口ですね。ボート店も数軒あります。
陸から楽しむなら江戸川はもちろん、葛西や大井ふ頭など、多くの場所でも楽しめます。
ちなみに本コラムでは「マハゼ」の呼称で統一しています。
理由は、似たようなアナハゼの仲間や、イトヒキハゼなども海にいるためです。
ハゼの総称ではなく、狙うのは、マハゼです。
夏のマハゼ釣りの魅力は、何といっても浅場で楽しめることです。
その年に生まれた、小さな「デキハゼ」の数釣りが期待出来ます。
浅場では、マハゼのプルプルとした引きをダイレクトに楽しめます。
ほんの数メートル下の川底に、ハゼの姿を見ることが出来ます。
道具もお手軽で、ボート店の貸し竿で十分です。
お江戸の釣りということで、職人の作った竹造り中通竿(糸を竿の中に通す)など、粋な竿もありますが、そこまで凝る人は少ないでしょう。
夏の浅場で、ボートからであればリールは使いません。
いわゆる「延べ竿」という、竿の先に糸を付けた簡単なもので楽しめます。
中には、竿の手元に、釣り糸を巻いておく金具が付いているものもありますが、それほど糸の長さを変える必要はないでしょう。
仕掛けも、胴付タイプですが、軽い錘にやや長いハリスが一本出ているもので、二本針はあまり見たことがないですね。
手返し(餌付け等)が楽です。
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