おせち料理の綺麗な盛りつけ方!お重がなくてもできる詰め方・並べ方のコツ

執筆者: 盛りつけ師としこ 職業:フードスタイリスト 盛りつけ師
はじめに

こんにちは、盛りつけ師・もりたとしこです。

 

皆さん、おせち料理は作る派、買う派、どちらでしょうか。
最近、一部は買い、お煮しめぐらいは自分で作ると言う声をよく聞きます。

お重に入っていない物を買うと、自分で盛り付けることになりますね。

 

お重がなくても、大皿や折敷(おしき)と呼ばれる角盆などを使って、素敵に盛りつけるコツをご紹介します。

お煮しめの盛り付け方

お煮しめやなますは作り、蒲鉾や伊達巻など個別に買う場合、どのように盛り付けたら綺麗に見えるでしょうか。


お重に詰めるお煮しめは、素材別に並べることが多いのですが、お重でない場合は、和風の器にランダムに盛り付けます。

ランダムな方が綺麗に見えます。


また、人参など上に乗る分だけでも飾り切りをすると、かなり見た目のイメージがアップします。

バランスを見ながら色々な食材を盛り、一番上を良い形の物にしましょう。



人参の飾り切りの、分かりやすい動画があります。

是非、参考にして下さい。

 

Youtubeより引用

 

大皿や折敷への盛り付け方

おせち料理を、折敷や大皿に盛り付ける場合のイメージ動画があります。

まずはご覧下さい。


Youtubeより引用

折敷や大皿への盛り付けは、お重に盛り付けるより手軽です。

また、一人分ずつ分けることもできるので、知っておくと便利です。

 

最も重要なコツがこちら。

 

  • 汁気のある物は、小鉢かグラスなどに入れる。
  • 奥に背の高いお料理(又は器)、手前は背の低いお料理にするとバランスも良く、頂きやすい。
  • 異なる料理同士が隣り合わせるので、多少味移りしても良いように、味の似た品を隣にする。


このコツを基本として押さえ、後は、絵を描くように盛り付けていきます。

 

一人分けバージョン


汁気があるおなますは、グラス

お煮しめもポイントになるように、蛤型の塗器に入れました。

金柑の甘露煮もシロップが出ますので、レンゲの上に乗せています。

黒豆は、松葉や竹串などに差して立てかけると、立体感が出てプロらしく見えます。

大人数バージョン

人数が多い場合は、取りやすいように2~3つに分けて盛り付けます。



画像にあるように、小鉢やグラス、れんげなどを使って立体感を出したり、味移りを防いだりしています。 

 

おわりに

一見、難しそうに思えるかもしれませんが、コツを押さえれば大丈夫です。

ぜひトライしてみて下さい。

 

お手軽で華やかなおせち料理で、素敵な新年を迎えられますように。 

 
 コラムニスト情報
盛りつけ師としこ
性別:女性  |   職業:フードスタイリスト 盛りつけ師

横浜在住 東京大田区育ち。日本発酵文化協会認定の「発酵インストラクター」。
フードスタイリストとして、フリーランスで レシピ提案、料理本や商品パッケージのフードスタイリング、レストランのメニュー撮影、単発での料理教室、有名料理研究家のアシスタントなど、フード関係のお仕事をしています

blog 簡単!おしゃれな盛りつけのコツ http://ameblo.jp/osyare-cooking/
HP もりたとしこオフィシャルサイト http://www.moritsukeshi.com/
FBページ   https://www.facebook.com/moritsuke 

一部紹介

◎2005年から食育系サイトにてスタイリング、撮影含むおしゃれな離乳食レシピの提案(1年間連載)
◎2006年から同サイトでスタイリング、撮影含む四季の行事の創作料理のレシピ提案(1年間連載)
◎2007年から介護専門サイト、専門誌に介護食提案の調理、スタイリング、撮影を担当4年半連載
◎文化放送ピピットサンデー出演
◎フォトスタイリングジャパン主催料理写真AtoZ講座のフード&スタイリングを隔月で担当
◎他、料理本や商品パッケージのスタイリング、企業系連載誌、コラムなどに 単発で料理提案などをしています

プライベートでは2004年生まれの女の子と2009年生まれの男の子の母
簡単でおしゃれにみえる料理や盛り付けを研究中

 

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