昆布水を使った美味しいドリンクの作り方!夏バテ・高血圧・ダイエットに効果的な飲み方と、だしガラ昆布レシピを紹介
こんにちは、昆布料理研究家の岩佐優です。
昆布だし汁(昆布水)を作る時の水に、ミネラルウォーターを使う場合、外国産のミネラルウォーターを使うと、だし汁がしっかり出なかったりすることがあります。
これは、外国産の水は硬質水(硬い水)と言う種類が多いからなのですね。
日本の水は、軟質水と言われる硬度の低い水になっており、だし汁の文化も軟質水を使うことで栄えてきました。
元々硬質水は日本人には合いにくく、硬度の極端に高い硬質水はお腹を壊すため、便秘防止やダイエット用として販売されるほどになっています。
このような硬質の水は、西洋料理には適しているかも知れませんが、和食料理や昆布との相性はあまり良くないものなのでしょうね。
私はかつて、血圧166・115の立派な高血圧でした。
いつ心筋梗塞を起こしてもおかしくないほどの悪い心電図で、ホームドクターからも、厳しく宣告されました。
遊びたくて仕方ない頃、お酒を止めるのは嫌だし、夜遊びはしたいし、でも体は心配。
昆布水が高血圧に効くことは、昔より民間療法の常識でした。
「とりあえず、毎日昆布水を飲んでみようか?」
こんな安易な考え方から、健康生活が始まりました。
相当昔に流行った「うつみ宮土理さんの根昆布健康法」を思い出し、前の夜に根昆布をコップに入れて、その水を次の朝に飲んでいました。
何となく 調子が良い様な気がしていましたが、二週間後に病院に行ったら、少し血圧が下がっていました。
また二週間して行くと、前よりも良くなっています。
生活は相変わらずの暴飲・暴食のままですが、血圧だけは下がりつつありました。
そしてとうとう三ヶ月目には正常値になっていました。
これは後から判ったのですが、昆布水には高血圧を正常にする効果がありました。
昆布が持つラミニンと言う成分が、直接血圧を下げます。
また、昆布に多く含まれるカリウムが、余分な塩分を体外に排出します。
その結果、直接的・間接的に血圧を正常にします。
ただし、これは高血圧を治療する訳ではなく、昆布水を飲んでいる間だけに効果があります。
決して昆布をずっと買い続けなさいと言っているのではありません。
経験談として聞いていて下さいね。
昆布水の飲み方と分量は自由ですが、次の様にしていました。
- 朝起きて、コップ一杯の昆布水を飲む。
- お昼ご飯の時に、もう一杯。
- 夏はアイス昆布水・冬はホット昆布水。
私は、徳島県出身ですの酢立(スダチ)が好きです。
酢立入り昆布水も美味しいですよ。
高血圧症の方は、一度試してみられたらいかがでしょうか。
2014年に発表された、日本政策金融公庫の消費者動向調査における、食品を選ぶ時の基準の結果です。
1位は健康志向で全体では46.3%、70代ではなんと70.5%だそうです。
2位は経済性で39.3%、3位は簡便性の28.0%、そして最近さらに注目をされている安全性は17,1%でした。なんと2年前より10%以上も下がっています。
ちなみに昆布は健康で、かつ前回のコラムでご紹介したように経済的で使いやすい食材です。
「健康に・無駄なく・無理なく」使える食材ということです。
そこで、今回の料理は「健康に・無駄なく・無理なく」を利用した「だしガラ昆布」活用法、夏バテ解消ハンバーグレシピをご紹介します。
だしガラ昆布とは「昆布水」を取った後の昆布のことです。
- 干し椎茸 4枚
- ひき肉 500g
- 人参 1/2本
- タマネギ(中) 1個
- 卵 1個
- パン粉 10g
- 木綿豆腐 1/4丁
- 「だしガラ昆布」 適量
1.
干し椎茸は水で戻す。
野菜と昆布は細かく刻む。
豆腐は水切りにする。
2.
ひき肉にパン粉と合わせた溶き卵を加えて混ぜ合わせ、1.の材料も混ぜて、軽く塩・こしょうをする。
3.
冷蔵庫で30分ほど寝かせてから、好みの大きさのハンバーグに丸めて、フライパンで焼く。
ハンバーグに添える野菜サラダに、昆布水を使った小松菜ドレッシングはいかがですか?
ざく切りした小松菜1束に、昆布水200ccと、ひと煮立ちさせて冷やした酢100cc、オリーブ油100cc、蜂蜜適宜を加えて、ミキサーにかけて作ります。
野菜サラダにかけると、さっぱりいただけますよ。
ダイエットにもお勧めの「昆布水パワー」、是非体験してみて下さい。
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