お菓子はうつ病の原因になる?非定型うつ症状を引き起こす食べ物と、うつ予防の食事ポイント

お菓子は鬱病の原因?非定型うつ症状を引き起こす食べ物と、メンタルを安定させる食事療法のポイントを、心理カウンセラーが解説します。

執筆者: 田中勝悟 職業:心理カウンセラー
「甘いものを食べ過ぎるとうつっぽくなる」は本当?

こんにちは、心理カウンセラーの田中勝悟です。

 

甘いものはストレスの解消にもなりますし、何よりそれを楽しみに生きている人も多いですね。

しかし、甘いものを食べ過ぎると逆にうつ病のような症状を起こしてしまいます。

正確に言えば「うつ病」ではないのですが、うつ病と誤診されて何年も精神科に通ってしまう人もいます。


今回は「甘いもの」と「心の健康・うつ」との関係を見ていきたいと思います。

 

 

 

甘いもの(糖質)は身体を動かすエネルギーである

甘いものは何で出来ているかご存知でしょうか。
糖分です。

栄養学的には糖質と言われています。


糖質はいわば身体のガソリンのような栄養素です。
つまり、身体を動かしたり、頭を働かしたり、新陳代謝を促すためのエネルギーとしての栄養素が糖質なのです。


昔から「ご飯をしっかり食べないと元気が出ないよ」と言われた人も多いのではないでしょうか。
ご飯も炭水化物で、糖質がメインの食材です。

 

蕎麦やうどんなどの麺類も糖質なので、運動前に食べると良いと言われていますね。

 

甘いものを摂り過ぎると何が起きるか

さて、この糖質ですが、一旦身体に吸収されると血液に溶け込んでいきます。

血糖値という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

血糖値とは、血液中に含まれている糖質の濃度のことです。

この血糖値は、なるべく一定の濃度を保っていることが望ましいです。

しかし、甘いものやご飯は一気に血糖値を上げてしまいます。

一気にガソリンを車に注入するようなものです。

 

すると、高血糖状態になり、血管が傷ついてしまい、脳卒中や心筋梗塞の可能性が増えてしまいます。

それを防止するために、膵臓から「インスリン」という分泌を出します。

 

血糖値をコントロールするインスリンですが…

インスリンは、血糖値に含まれている糖質を脂肪に変換することで、血糖値を下げようとします。

しかし、インスリンが出過ぎてしまうと、逆に一気に血糖値が下がり過ぎてしまいます。

 

つまり、ガソリン不足になってしまうのです。

やる気や集中力、気力が出てこず、急激な眠気に襲われてしまいます。

この状態が「反応性低血糖」なのです。

 

「反応性低血糖」とうつの関係性とは

そして、血糖値が下がり過ぎると、車が全く動かない状態になってしまいます。

つまり命の危険に関わるため、私たちの身体は何とかして血糖値を上げようとします。

 

そこで、副腎から「アドレナリン」を出し、肝臓に蓄えられているグリコーゲンを糖質に変えて、血糖値を上げようとするのです。

 

アドレナリン過多によりイライラや焦りが出てしまう

実はこのアドレナリンが曲者で、不安やイライラ、焦り、恐怖などの感情を揺り起こす物質でもあります。

つまり、甘いものを食べて少しして眠たくなってしまうと、しばらくすると急にイライラや不安が起こってしまい、パニック状態になってしまうことがあるのです。


ちなみに、この一連の流れにある、やる気・集中が出来ない、眠気が起こる(過眠)、イライラ、パニック、不安と言った症状は「非定型うつ」と言われる基準に当てはまるものです。

 

非定型うつは、病名ではないので、診断基準ではありません。

ただ、非定型うつと言われるうつ病の症状に当てはまるというだけのものです。


これはうつ病ではなく、糖質の過剰摂取が原因で起こる生理現象です。

そのため、上記の症状は食事を改善することで、確実に回復していきます。

 

「反応性低血糖」によるうつを予防・改善するために

まず、何と言っても「甘いもの」は控えた方が良いでしょう。

特に、空腹時の甘いものは禁物です。

 

インスタントラーメンやファストフードも、糖質が豊富に含まれているのでなるべく取らない方が良いです。

 

私はストレスとは関係なく、うつ病になった方にある質問をします。
「食生活」についてです。

そして食生活について聞くと、本当にびっくりします。
それは、インスタント食品や外食、またパンやご飯だけの食生活で、野菜や魚など全く取っていなかったという人が結構いたからです。

私たちの身体は半年間食べたものに従って作られます。
例えば、インスタント食品を半年間食べると、栄養が偏るので確実に心身に影響を及ぼします。

 

ストレスがなくてもうつになる原因とは?うつ病を防ぐ食生活とレシピ

 

いきなり炭水化物を食べないこと

食事は生野菜のサラダがお勧めです。

 

サラダを大皿一杯食べて、その後におかず、そしてご飯といった順で食べましょう。

これは、糖質制限ダイエットや糖尿病の治療で実践されている食事療法です。

これが非常に効果的です。

 

サラダを先に食べると血糖値の上昇が穏やかになるため、急激な変動が起きにくくなります。

 

よく噛んで食べましょう

あとは良く噛んでゆっくり食べましょう。

栄養、特に野菜と肉を中心に多く摂るようにすると良いでしょう。

 

食生活の改善で非定型うつ症状が回復へ向かう

もし、訳も分からずイライラしたり、不安になったり、パニックになってしまう場合、その前に「何を食べたか」を思い出してみることをお勧めします。

 

もしかすると、そこに原因が見つかるかもしれません。

 コラムニスト情報
田中勝悟
性別:男性  |   職業:心理カウンセラー

病院と学校で心理カウンセラーの仕事をしています。
多くの方の幸せに貢献できるようなカウンセラーをめざし、日々勉強中の身です。

少しずつ、成長しているのかな?と迷いながら前に進んでいるという感じです。そんな中で私が感じたことコラムでお伝え出来ればと思っています。