「性格や価値観の違い」は離婚の原因になるか?夫婦仲が悪い2人の改善方法
「性格(価値観)の不一致」が離婚の原因というのは本当?夫婦関係がうまくいかない原因と、夫婦間の関係が悪くなったときの修復方法を紹介します。
こんにちは、心理カウンセラーの田中勝悟です。
最近の芸能人のニュースを見ると、多くの離婚が報道されています。
そしてよく「性格の不一致が原因」という理由を聞かされます。
しかし、性格の不一致は離婚の原因になるのでしょうか?
私はカウンセラーとして、多くの夫婦のカウンセリングを行ってきました。
その中で実感したことは「夫婦関係と性格は関係がない」ということです。
確かに、お互い我を通したがる性格の夫婦もいます。
少し意見が食い違えばお互いを罵り合うような夫婦です。
また、一方は寂しがり屋で一緒にいたがりの性格で、もう一方は一人の方が落ち着くというタイプの夫婦もいます。
他にも、倹約家と浪費家の夫婦の組み合わせもあります。
一見、性格というよりも「相性がかなり悪い夫婦の組み合わせ」にも見えます。
上記は私が関わってきた夫婦の例ですが、どれも最後には仲の良い夫婦になっていきました。
今からその方法をお伝えしたいと思います。
まず、一番しなければならないことはお互いの性格をしっかりと把握することです。
特に、知らないといけないのは「生まれつき一生変わらない性格」です。
- 倹約家
- 浪費家
- 寂しがり屋
- 孤独が好き
- 頑張り屋で負けず嫌い
- あまり自己主張しない
- マイペース
- ルールがないと不安
- 楽しみを追及する
- あまり感動しない
実はこれらは、生まれ付き決まっている性格です。
そして一生変わりません。
相手がどんな性格を知ること、そして「この人はこういう性格なんだ」と、まずは受け入れることが夫婦関係を良くするための第一歩です。
ここからが大切ですが、倹約家の性格の人は浪費家の気持ちが分かりません。
そのため「何でそんなに考えもなく使うの?」と批判しようとします。
しかし、浪費家の人は倹約家の性格が分からないので「なんでそんなにうるさく言うのか」と嫌な気持ちを味わいます。
その言い合いから、やがて夫婦喧嘩に発展してしまいます。
これは相手の性格を受け入れられないで、変えようとしてしまった結果です。
相手の変わらない性格を受け入れること、それだけでも夫婦関係はかなり改善します。
さて、お互いの性格が分かったのであれば、どうすればお互いがより良く過ごせるかを話すことで、さらに夫婦関係は良くなります。
この時、注意しないといけないのは「あなたのその性格はおかしい」と非難しないことです。
それよりも「性格の違いを受け入れた上で、どうすればもっと良い夫婦生活を送ることが出来るか」を二人で考えるようにすることが大切です。
例えば、先ほどの倹約家と浪費家の組み合わせの夫婦の場合、倹約家の方がお財布を握るようにすれば良いのです。
ただ、それだと浪費家の方はストレスが溜まりますので、お金の使い方についてしっかりと話し合えると良いでしょう。
上記は一例ですが、夫婦仲はたとえ相性が悪くても、お互いが歩み寄る努力をすれば必ず改善します。
お互いが歩み寄る努力を放棄した時に起こるのが「離婚」です。
より良い夫婦生活を送ることが出来るよう、改善し続けることが大切です。
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病院と学校で心理カウンセラーの仕事をしています。
多くの方の幸せに貢献できるようなカウンセラーをめざし、日々勉強中の身です。
少しずつ、成長しているのかな?と迷いながら前に進んでいるという感じです。そんな中で私が感じたことコラムでお伝え出来ればと思っています。
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