冬の美味しいアイデアレシピ。生姜入りの味噌汁と昆布水ご飯の作り方
こんにちは、昆布料理研究家、2014年度の昆布大使の岩佐優です。
寒くなってきましたね。
立冬の頃から我が家のお味噌汁に入ってくるのが「生姜」です。
昆布との相性も良いので、お気に入りの薬味の一つでもあります。
また、漢方では生のものは「生姜(しょうきょう」、乾燥させたものは「乾姜(かんきょう)」と呼ばれており、その特徴は以下のようになっています。
生の生姜に含まれる、辛味成分のジンゲロールがもたらす温め効果は抜群。
体を即座に温め、発汗を促し熱を出してくれます。
風邪の引き始めのぞくぞくと寒気がした時や、手足の冷えが気になる時にお勧めです。
乾燥生姜には、血流を高め深部の熱を作り出す働きを持つショウガオールが多く含まれます。
体を芯からじんわりと温めてくれるので、慢性的な冷えを感じる人や、体の芯から温まりたい時にお勧めです。
生姜をスライスして天日干しをしておくだけで簡単に作る事が出来るので、我が家の常備品の一つとなっています。
なお、生姜の一日の摂取の目安は10g程度と言われています。
これはスライスなら5~6枚程度、すり下ろしなら小さじ1杯程度です。
寒い日にはお椀にプラスして下さい。
すり下ろしを乗せて使うも良し、乾燥したものを煮出して使うも良し。
体の声を聞いて使ってみて下さいね。
そして、味噌汁といったら白ごはん。
お寿司屋さんのシャリが美味しいと思いませんか?
実際に美味しいのです。
その理由は、多くのお寿司屋さんでは、シャリを炊くときに出汁昆布を入れているそうです。
しかしこれまでは少しだけ問題がありました。
それは直接出し昆布をお米に入れて炊くと、シャリは美味しくなるのですが、出し昆布の周りだけ色がつき、昆布臭くなります。
お店によってはその部分は賄いに使うそうですが、仕方なく化学調味料をお使いになるお店もあるそうですね。
ところが昆布水でご飯を炊くと、満遍なくご飯が炊きあがります。
最近は、昆布水でご飯を焚かれるお店が急増しているそうです。
近年、新米の出回る時期が早くなってきたと思いませんか?
九月には新米をいただきましたが、水加減が新米の間は少し難しいですね。
古米を昆布水で焚かれますと、薄く色はつきますが本当に美味しく炊けます。
味覚の復活はまず美味しいご飯を、体が覚えることから始めましょう。
昆布水で炊いたご飯で、おにぎりを作るとたまりません。
ご家族に黙って、昆布水でご飯を炊いてみて下さい。
きっと「最近お米を変えたの?」と言われること請け合いです。
|
|
|
|