釣り初心者の舟宿選び。1人で釣るのにおすすめの船宿ポイント

執筆者: 房総釣り師
はじめに

今回は「良い船宿の見分け方」についてです。

個人差はあれど、1つの指標にして頂ければと思います。

 

 舟宿(ふなやど)もしくは船宿とは屋形船や釣船を業とする商業施設。(Wikipedia引用)

 

 

おすすめの船宿ポイント1 WEBの情報が整っている

これは重要です。
なぜなら、今や情報チャネルとしてのWEBは、当たり前のものとなっています。
多くの方が、趣味の情報をここから集めています。

初めての船釣りの時は、特に不安満載の状態です。
そこに、親切な情報を提供してくれる船宿は、まず「お客様」に対する意識、サービス業であることへの意識が高い船宿であると判断します。

 

WEBサイトに載っている情報の量を確認しよう

中には、肝心の「アクセス」情報がお粗末で、「勝手に調べて来い」と言われているような気がします。
釣りもの情報、料金などがあやふやな表記の船宿もあります。

一度行ってみれば分かることなのですが、WEB情報の充実は「=お客様へのサービス」精神の表れだと思います。
ちなみに、重要なのは「綺麗なサイト」ではなく、あくまで情報です。 

 

おすすめの船宿ポイント2 聞けば教えてくれる船長

なかなか釣れず参っている時、船長に聞いて、その一言で何とか釣れるようになることはあります。

もちろん、船長がジッと見ていて、「もうちょっと棚を上に」とか「合わせが大き過ぎるみたい」とか、ソッと教えてくれるのはありがたいです。
しかし、「押しつけがましい」言い方ではありません。
そういう船長は概して無口です。

よく、沖上がりの後に「アタリはあったのになあ」など船長に言うと、「もう少し合わせを早くしないと」と教えてくれます。
釣っている時に教えてくれよと言いたくなりますが、それは「もう一度来い」ということかもしれませんね。

 

おすすめの船宿ポイント3 女将さんが良く動く

女将(おかみ)さんは、出船前の餌や氷の手配、乗船名簿の確認、帰港後の釣り客のサポートや昼食の準備などをしてくれます。


その女将さんは、船長のパートナー。女将さんが人気の船宿は、活気があります。
そういう場合、船長に無口な人が多いです。

 

おすすめしない船宿ポイント1 釣り方や道具にうるさい

 

これは特に「個人的」なことかもしれません。
船長は「釣らせたい」という親切心から、色々と言ってくれているのかもしれません。

しかしながら、「教え魔」が嫌いな人も多いのです。
自分で色々考えて用意したタックルを「それじゃ釣れねえよ」などと言われると、険悪になりかねないのです。

釣り方などは、それぞれの釣り師がそれなりの試行錯誤の上に行っているものです。

「だから釣れないんだよ」なんて、「大きなお世話」の船長は願い下げというものです。

おすすめしない船宿ポイント2 納竿から帰りを急ぐ船長

釣り人は、釣りを終えると道具を仕舞うのに結構忙しいものです。
それをいきなりエンジン全開で港に向かわれたら、潮水被りながらの慌ただしい後片付けという破目になります。
片付けの時間を与えないで帰港するのは、勘弁です。

 
釣り師は、とにかく納竿後の余韻を後片付けの中で味わいたいものです。
とにかく、慌てさせないで下さい。

 

おすすめしない船宿ポイント3 グループ客や自称常連客が多い

グループ客や、やたら自称常連を気取る連中は「うるさい」です。
そういう連中が多い船からは事実、一人釣行の釣り師は離れていきます。

釣り座を均等にせず、グループにスペースを取ったり、釣り座を勝手に大きく取って、自慢ばかりしている自称常連で辟易としたりなどするかもしれません。


一人釣行でも長く乗ってくれる客と、グループで年に数回の客や他の客を遠ざける客と、どちらが大事と思うかはもちろん船宿の自由です。
ただ、一人釣り師は結構多いので、船の上での嬌声や、釣り座を勝手に広く取る客に厳しい船長はいます。 

 

おわりに

とにかく居心地の良い船宿を見つければ、船釣りは長く楽しめる趣味となります。
理想は「あまり気を使わなくても良い、こちらにもあまり気を使わなくて良い。何かあれば聞くから教えて」なのです。

 

以上、「一人釣行で居心地の良い船宿の見つけ方・条件」をご紹介いたしました。

 
 コラムニスト情報
房総釣り師
性別:男性  |  

サラリーマン経験もありますが、殆どフリーランスで仕事をしてきました。何でもやるプランナーで、けっこう以前ですけど、数年某商業誌で連載を持っていたこともあります。企画書書き、マニュアル書き、テキトー広告コピー、パンフレットのコピー書き、サイト制作、ゴーストライター、何でも仕事に飛びつく、魚のカサゴの様なものです。実はこのカサゴ、オニカサゴにハチカサゴ、ウッカリカサゴ、本カサゴと多種ですが、好きな釣りものです。今は「釣りをするため」に働いています。