遂に解明された、アメリカ・デスバレーにある動く石の謎!

執筆者: 福はな
はじめに

みなさんはアメリカデスバレー国立公園の「動く石」をご存知ですか??
石が勝手に動くわけがないじゃん、と思う人もいるかもしれません。
実際に多くの科学者たちが研究しましたが、原因が不明でした。
しかしここ最近、米国の研究者チームがこの謎を解明したんです!

 

出典 wikipedia

 

「動く石」とは

 「動く石」とは、アメリカのデスバレー国立公園で、動いているとされている石のことです。

この国立公園は雨季と乾季に別れ、1年を通して風が吹いている地帯で、デスバレー(死の谷)と呼ばれています。

動く石は1つではなく、無数にあるのだそう。その石の後ろには、何キロにも続いて動いた痕跡が残っているそうです。

 

 出典 wikipedia

 

今までの仮説
 磁力説

地球の磁気がマントルの対流等で移動し、磁気を帯びた石がその移動する磁力によって動いたのではないかとも言われていました。しかしここの石は磁気を帯びる石ではなかったようです。

 

人為説

重い石でも地面がぬかるめば、人が押すこともできるのではないかとも言われました。

しかし足跡はなく、滅多に人のこないこの場所でそんなことをやっている人なんていないと考られました。

 

氷床説

冬の雨で水が溜まり、そこで気温が下がると石が埋め込まれた氷床ができます。それが氷ごと移動することによって石も移動し、軌跡ができるという説があり、今まで一番有力な説とされてきました。

 

風説

風が吹いているという土地柄、風説も立てられましたが、なかには数百キロの動く石も存在していて、それには時速240キロ以上の強い風が必要とされ、この仮説も証明されませんでした。

  

宇宙人説

数々の仮説が実証されないなか、でてきたのは宇宙人説。

たしかにここまで謎が解明されないと宇宙人の仕業だと思いたくなってしまう気持ちも分かります。

 

 出典 wikipedia

 

謎の真相はこうだった!

 では多くの科学者たちを悩ませてきたこの謎の真相は何だったのでしょうか。

それは米国の研究チームによって解明されました。

 

氷が表面を覆いミニチュアの氷河のように石を運ぶという従来の説明と異なり、新たな証拠では、薄い浮氷が割れて石に積み重なることが示された。これによって十分な摩擦が生じ、泥に覆われた池の表面を動くと考えられる。石はまるで海面の氷を割りながら進む砕氷船に見えるが、この場合、船を動かすのは氷の方である。
出典:National Geographic「デスバレーの動く石、謎を解明」 

 

少し難しい気もしますが簡単に言うと、

1.秒速3-5m の風
2.風で移動できる程度に薄く、石を押せる程度に厚い、窓ガラスのような氷
3.氷が自由に動ける程度に深く、石を押すのに適切な浅さの溜まり水

 

”これらの条件が全て揃うと、砕けた氷が風に吹かれ水の上を移動し、何枚ものそのような氷が石を押す。”と言うことです。

この現象を「ゴルディロックス現象」と言います。

 

この動画では、実際に石が動いているところを見ることができます。

 

 
さいごに

いかがでしたでしょうか。

動く石の真相は、いくつもの条件が揃わないと見ることのできない、神秘の自然現象だったのですね。

しかし近年では気候変動によって、この条件が揃うことが難しく、最後に動く石が見られたのは2006年だそうです。

 

 
 

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