水中では水圧が加わるので、水圧に関する説明もされます。

特に、鼓膜が押されて不快感が生じる（飛行機が着陸するときに感じるのと同じもの）ので、それを治すための耳抜き（英語ではイコアライゼーション；Equalization）の方法を教わります。

水中では言葉が話せないので、ハンドシグナル（手信号）で意思の疎通をします。

認定ダイバーが使用する25種の全てではなく「OK」「問題あり」「浮上」「潜行」「見て」など、体験ダイビングで使う幾つかに絞って教わります。

背の立つような浅い水深で、レギュレータに水が入った場合の水の抜き方、レギュレータが口から外れてしまった場合の拾い方、マスクに水が入った場合の水中での抜き方の、最も基本的なスキルを3つ練習します。

それが済んだら、水中ガイドさんと一緒に海底散歩に出掛けます。

マニラから近いアニラオエリアだと、1回20分～30分程度です。

色鮮やかなサンゴや魚に感心するでしょうし、何より初めて水中で呼吸をするという体験は、忘れられないものになるでしょう。

場所によっては1ガイドが複数の参加者を引率する場合もありますが、フィリピンの場合はマンツーマンで実施してくれるところが多く、ガイドさんがすぐ手の届く位置にいるので安心です。 

半日で気軽に出来るのが体験ダイビングの良いところです。

ただし、器材の組み立て取り外し、海の環境についての理解、もっと突っ込んだ圧力が引き起こす問題についての知識などは教わりません。

体験ダイビングを何度やっても、いわゆる初級ダイバーとしても認めて貰えません。

水中世界が楽しい、自分には向いていると思ったら、初級コースのオープンウォーターダイバートレーニングを受けられることをお勧めします。

自宅学習も活用すれば、丸2日で修了することも可能です。

また、体験ダイビングに参加したサービスで申し込めば、割引をしてくれることもあります。

質問・疑問はサービスに聞くと親切に答えてくれます。

マニラから日帰り圏内のアニラオでお勧めの日系サービスは、一番新しくて綺麗なアニラオヴィラマグダレナダイブリゾートです。 

いかがでしたでしょうか。

フィリピンに観光で訪れた際は、ぜひ綺麗な海に潜ってみて下さい。

必ず、旅行の良い思い出になりますよ。