格安スペイン語留学ならグアテマラがおすすめ!言葉から学ぶ文化の違い
スペイン語を公用語とする国が、いくつあるかご存知でしょうか?
なんと、スペインはもちろんのこと中南米諸国を合わせて20か国を超え、話者は4億人を超えると言われています。
多くの地域、人々によって利用されているスペイン語は、場所によって違いがあります。
今回は、グアテマラのスペイン語を紹介します。
グアテマラのスペイン語は、英語の影響を受けているのではないかと思われる単語がいくつかあります。
スペインと違い、地理的にもアメリカに近く、またアメリカ南部でスペイン語が利用されるようになって久しいので、自ずと言葉も似てきているのかもしれません。
例えば、下記の通り比べてみると、グアテマラのスペイン語は、英語に似た単語があることが分かります。
スペインでは”platano(プラータノ)”と言えば、バナナを指します。
しかし、グアテマラでは”platano”は調理用バナナのことで、フルーツのバナナのこは”banano(バナーノ)”と言います。
調理用バナナとは、バナナの一種に変わりはないのですが、生で食べることはなく、火を通して食べるバナナで、グアテマラの食事には欠かせない物です。
初めてグアテマラに来た際に、知らずにプラータノを生で食べてしまい、あまりの不味さに驚いたことがあります。
左がバナナで右がプラータノ
また同様に、スペイン料理の「トルティージャ」(ジャガイモ入りのオムレツ)は、グアテマラではトウモロコシの粉から作る薄焼きパンを指します。
これも、グアテマラの食事に欠かせない一品ですが、独特のトウモロコシ臭さがあり、私は苦手です。
食事の度に、何枚も付いてくるトルティージャをいつも残してしまい、申し訳ない思いをしています。
日本人にとって、グアテマラ人とホンジュラス人を一瞬で見分ける方法はありません。
なぜなら「見た目が典型的なグアテマラ人」という人は存在しないからです。
スペインの植民地だった過去もあり、グアテマラにはヨーロッパ系の白人もいれば、原住民のマヤの血の濃い人、そして混血など様々な人がいます。
そして、グアテマラ人自身も、相手が何人なのかは見ただけでは分からないそうです。
しかし、話せばすぐに分かるそうです。
「この人はホンジュラス訛り」「この人はメキシコ訛り」とその些細な違いで、彼らは国籍を知るそうです。
一言でスペイン語と言っても、国の数だけ、地域の数だけ違いがあるようです。
「スペイン語」といっても、色々な種類があることをご理解頂けたでしょうか。
グアテマラには、スペイン語学校がたくさんあるので、ぜひスペイン語を勉強したい人はグアテマラに来てみて下さい。
なお、本コラムでは一律「グアテマラのスペイン語」としましたが、グアテマラ以外の中南米諸国で使われている単語もあります。
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これまでヨーロッパ、中南米、カリブ海を中心に30か国以上を旅行。
留学、バックパッカー、鉄道旅、世界遺産めぐりなどを経験。
旅行の豆知識をお伝えします。
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