アルバイトの面接を受けたけど、やっぱり止めておこうかな、と考えたことはありませんか？

時給や立地などに魅力を感じて面接を受けたけれど、途中で気が変わることだってあるかもしれません。

ですが、面接の担当者から採用の連絡がくると断りにくいのも本音です。

かといって二つ返事でOKし、出勤当日に無断欠勤（バックレ）するようなことだけは絶対に避けなければいけません。

当然モラルやマナーに反しますし、二度とそのお店に行けないでしょう。

しかし、採用を辞退すると、お客としてお店へ行きづらくなりますよね。

それがお気に入りのお店だとなおさらです。

お悩みの方も少なくないでしょうが、バイトの面接を受けて採用されたとき、断るためのコツをお教えいたします。

まず、バイトでも大切なことは言葉遣いです。もちろんタメ口はNG。敬語を使いましょう。

言葉一つで相手に与える印象もがらっと変わります。

採用を辞退する時でもお互いモヤモヤが残らないようにしたいですよね。

言葉遣いは意外と難しいのですが、前置きを付けて辞退すること、相手が何か言ってきても感情的にならないことを意識しましょう。

そうすれば、口から敬語が自然と出てきます。

当然採用の連絡もマナーが試される出来事です。

初めてのバイト面接でも、相手が嫌な気持ちにならないように、"自分がされたら嫌なこと"や"嫌な言葉・態度"を取らないようにしましょう。

申し訳ないという気持ちを持つことが大切です。

もちろん採用担当者はうちで働いてくれると考えている訳ですから、断られると色々な負担が発生します。

たとえば新しく募集をかけたり、別の人を再度選考し直す手間が出てくるでしょう。

辞退することは、このような負担を相手にかけることになります。

採用してくれることへの感謝の気持ちと、辞退することへの謝罪の気持ちを忘れないことが大切です。

「お断りします」は、人によって捉え方が大きく変わる言葉です。採用担当者がつい感情的になることもあります。中々使い所が難しい言葉なので避けるのが良いでしょう。

「辞退させてもらいます」など、当たり障りのない言葉を用いることが大切です。

せっかくの採用を辞退するのですから、できるだけ理由もしっかり使えましょう。

学業との両立が難しい、思っていた雰囲気と少し違ったなど、人により理由はさまざまです。

ただし、金銭（時給）に関わる場合はこの限りではありません。

採用担当側から見ると、あまりお金に関する話を持ち出されたくないものです。

特に時給を理由にされると「ならどうして応募してきたの？」、と相手も思ってしまうでしょう。

「一身上の都合」と言い換えたり、シフトや勤務時間など、別の言い回しにするのが無難です。

採用側もそこまで詮索はしませんし、深く追求してくるなら「お答えできません」と答えるようにしましょう。

断り方の一例をご紹介します。

理由は人それぞれですので、自分なりの言葉で伝えるようにしましょう。

• 「採用の連絡はとても嬉しいのですが、働きながら勉強との両立が難しいと改めて感じまして、今回は辞退させて頂きます」
• 「申し訳ございません、もう一度アルバイトについて色々考えたいため、今回は辞退いたします」
• 「一身上の都合により辞退させて頂きます。またお客として利用させて頂きたいと思いますので、宜しくお願いします」

アルバイトを探していると、どんな求人でも魅力的に見えてしまうものです。

目に留まるということは、仕事内容・時給・勤務時間・待遇、様々な事柄が自分の希望通り、もしくは魅力に感じているのでしょう。

一度面接を受けると採用される可能性もあります。

できれば辞退する機会を減らすためにも、バイトとはいえじっくり探すことが大切です。

採用を断る際は、マナーを忘れず辞退する理由もできるだけ伝えましょう。