やる気を削ぐNG態度!親がやりがちな、子供を勉強嫌いにしてしまう3つの方法とは
こんにちは、学習塾伸学会代表の菊池洋匡です。
世のお母さん方は、我が子には勉強好きになって欲しい、と願われているようですね。
多くの方が、ブログでそう書かれているのを見かけます。
おめでとうございます。その願いを叶えるのは、簡単です。
と言うより、既に叶っていると言って過言ではありません。
私の経験上、90%以上の子は本質的に勉強好きです。
新しい事を知るのが楽しい。
苦労した後、問題が解けるのが快感。
そして、そんな自分の成長を誰かに褒められたら、嬉しくてもう病みつき。
子供なんてそんな子ばかりです。
だから、子供を勉強好きにしよう、と言う発想がそもそもの間違い。
元々、勉強が好きなのですから。
子供を勉強嫌いに変えてしまう、そんな行動さえしなければ良いのです。
ということで、今回は、子供を勉強嫌いにする方法を教えます。
決してやってはいけません。
本当かどうか試してみよう、なんてしないようにお願いします。
想像してみて下さい。
自分が頑張って仕事をしているのに、上司からは労いの言葉の1つもない。
いつも不機嫌そうに、サボっていないかピリピリしながら、こちらを監視している。
決めゼリフは「給料貰ってるだろう!」。
どうでしょう。
こんな職場にいたら、働くのが嫌になりませんか。
同じことをすると、子供を勉強嫌いにできます。
勉強なんてして当たり前、と言って聞かせます。
親が見ていないと勉強をサボるもの、と思って常に監視。
どんどん勉強嫌いになっていきます。
良い仕事をしても、当たり前だと言う態度で、ろくに褒めてくれない。
それなのに、少しミスをすると、グチグチ言ったり怒ったりする上司っていますよね。
そんな上司、大嫌い。
仕事も嫌になりませんか。
同じことをすると、子供を勉強嫌いにできます。
良い点を取った科目は華麗にスルー。
悪い点を取った科目に対して「なんだこの点数、復習が甘いんじゃないか」と徹底的に糾弾。
子供はやればやる程、損ばかりするのですから、勉強から逃げたくなりますね。
しっかり勉強嫌いになります。
仕事を頑張って早く片付けたら、ご褒美に追加の仕事が降ってきた。
イラッとしますよね。
上司にしてみたら、時間内は働き続けろよ、と言うことなんでしょう。
しかし、自分からすると、ダラダラしていた方が良かったかも、と思ってしまいそうです。
同じことをすると、子供を勉強嫌いにできます。
勉強時間を○時~○時と決め、その時間は目一杯勉強させます。
そして、早く終わったら、もちろん追加課題。
終わりの時間までは勉強する約束ですからね。
そうすると、しっかりと考えている振りをしながらダラダラする、勉強嫌いになります。
子供に勉強好きのままでいて欲しいお母さんは、これらの逆のことをして下さい。
子供を信頼しましょう。
時に裏切られても気にしないことです。
良いところを探して、認めて、褒めましょう。
悪いところなんて、言われるまでもなく自分で気付くものです。
勉強のスケジュールは、時間ではなく内容・量で決めましょう。
予定の時間より早く終わったら、ご褒美に遊ばせれば良いのです。
その方が効率良く短時間で勉強を片付ける習慣が身につきますよ。
子供達を、勉強好きなままでいさせてあげて下さいね。
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勉強のやり方から教える塾『伸学会』代表の菊池洋匡です。
まだ大学生のアルバイトだった頃の、この仕事を始めて2年目の生徒の受験。
第1志望に落ちた教え子が私に言った言葉。
「受からなかったけど、先生に習って良かったよ」
そしてお母さんが後で教えてくれた、合格発表の場で本人が言った最初の言葉。
「先生悲しむだろうな」
本人の方が辛いはずなのに。
本当に頑張る子だったのに、合格させられなかった自分の力の無さが悔しくて。
2度とあんな思いはしたくない。
子どもの努力を結果に繋げたい。
報われる努力の仕方を教えられるようになりたい。
そう思って必死にやってきて、気付いたら15年経ちました。
最近では1年間で偏差値が10以上伸びる子が毎年何名も(割合で言うと2割くらい?)育つようになりました。
さらに卒業生たちからも
「学校のテストでこんな良い成績・順位を取った!」
という嬉しい報告をよく聞いています。
私の手を離れてからもちゃんと成長を続けること。
これが伸学会の提唱する、
「まずは勉強のやり方を身につけさせる」
ということの成果だと思っています。
「伸学会」という名前には、有名中学校に合格・進学させる塾よりも、一人ひとりの学力が伸びていく塾にしたいという思いを込めました。
ここでのコラムでも、
■伸びる子の勉強のやり方について
■伸びる子の育て方について
を書いていきたいと思います。
伸学会webサイト
http://www.singakukai.com
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