子供の誘拐事件を防ぐ!親子で行う連れ去り対処法
子供の誘拐を未然に防ぐための対処法をご紹介。親子で普段から気を付けておけば、万が一の誘拐を防止することができます。我が子の安全のために親が行うべき教育・指導・しつけを理解し、子どもを誘拐されないようにしましょう
昨年暮れから小中学生の女の子が誘拐される、行方不明になるなどの事件が続きました。
「見つかりますように…どうか無事でありますように」との願いがネット上にもたくさん流れましたね。私も「無事保護」の知らせを速報で見たとき、心の底からホッとしました。
一方、「知らない人に車に押し込まれそうになったが逃げ切った」という話をニュースも時々耳にします。どのようにして逃げたのでしょうか。
そこはとても重要ポイントであるのですが、なかなかテレビではやってくれません。
そこで今回は大切なお子様を事件から守る「身を守る方法のポイント」をいくつかご紹介します。
- まず「子供はよく分かっていない」。
- 「子供はよく分かっていない」ことを大人が知る。
親御さんは、我が子が危ない目に遭わないよう様々な注意点を口酸っぱくして伝えていることでしょう。ですが、どんなに伝えても、子供というものは「危険性を実はよく分かっていない」ことが多いのです。
子供は危険な場所が大好き!大人が子どもたちの行動範囲をよく把握しておきましょう。
「知らない人についていってはダメ」と教えている人が多いと思います。私もよく伝えていました。
でも、子供にとっては何度か近所で顔を見かけたり、挨拶をしたりすると、名前を知らない人でも「知っている人」「友達」になってしまうのです。
そして親や友達の名前を出されたりすると、疑うことなく付いて行ってしまうことが多いのです。
それほど親しくない身内や知り合い程度にも気を配りましょう。
知り合いだからと子供が安心している隙に、いたずらを加えられてしまうケースもあります。
子供はとても優しく、人を助けたいという気持ちを持っています。
「道に迷ってしまったので教えてほしい」と声をかけられて「やだ」と答える子はとても少ないです。
私も何度か道を尋ねた経験がありますが、100%の割合でみんな丁寧に教えてくれました。
とても素晴らしいことですが、悲しいことに、これにつけ込む悪い大人が多いのです。
車の窓を開けて声をかける人もいます。ガードレールなどの障害物が間にあればよいのですが、近づいた瞬間、ドアを開けられて連れ込まれるということも多々あります。
では、どのようにして子供に危険性を教え込ませるか。
それは、「危険を避ける行動を“具体的に”教える」「親子で練習をする」の2点です。
「知らない人」という表現ではなく「ママとパパが知らない人」「名前を知らない人」など、詳しい伝え方をしましょう。そして「家族以外の大人の人と二人きりになってはダメ」と教えましょう。
昔から表面化されていない根深い問題になっているのが、身内によるいたずらです。
二人きりになりそうなときはトイレに行く、別の部屋に行くなどして身を守らせましょう。
道を教える場合は必ずその人から2歩ぐらい離れた場所から教えること。地図を持っていても近寄ってはいけません。
「この人、なんだかいやだな」と思った場合は「ごめんなさい。わかりません」と謝って、すぐにその場を離れることを伝えてください。
大切なのはその場を想定した練習です。
「ママが病気で入院したから、一緒に病院にいこう」という話を、ちょっと知っている人から話しかけられた場合などを想定して練習をしてみましょう。
すぐに信用するのではなく、パパやおじいちゃん、おばあちゃんなどに確認をしてみる、などの行動を起こさせるように促します。
車から声をかけられた場合は、ドアの開く弧の側にいるのではなく、ドアのちょうつがい側、車体ななめ前方から話をするなどの場所確認をさせましょう。
そちらに立っていれば、ドアが開いても引きずり込まれにくくなります。
車体の前方にいる場合は車にはねられる危険性があるので注意です。
スライドドアの場合は引き込まれやすいので注意です。車から話しかけてきた相手とは、とにかく離れさせましょう。
実際に車で練習すると効果的です。
子供だけではなく、大人も使える簡単な小技をご紹介します。
それはズバリ「腹の底から地鳴りのような大声を出す」です。
実際に防犯授業で教わったのですが、捕まりそうなとき、捕まってしまったときに有効な手段です。小さな子供から大人までできる非常に効果的な防御方法です。
お腹の底に力をいれて、喉をひらいて息を吐きだしながら、「オオオオオオオオ!!!!!」と地鳴りのような声を出してみてください。
「ワー」とか「キャー」だと犯人が喜んでしまうケースもあり、周囲にも響き渡りません。そのため甲高い声より、先ほどお伝えした地鳴りのような大声を出してください。
悲鳴よりも何十倍も大きく響き渡りますし、異常な声として犯人が本能的に恐怖を覚えることもあるのです。
眉間にしわを入れて「NO」という意志を表してください。そして「オオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」と叫ぶのです。
かなり恥ずかしいですが、かなりの効果があります。大きな声を響かせることで、周囲に広く危険を伝えることも出来ます。通行人や巡回の警察官が駆けつけてきてくれることもあるでしょう。
そうすることで逃げる犯人の目撃情報や、万が一あなたが怪我を負った際にはいち早く救急対応を受けることが出来るかもしれません。
突然だと声も出ませんから、普段からぜひ練習をしてみてください。
実際に誘拐されかけて逃げたお子さんの中には「大きな声を出したら犯人が逃げた」と報道されているケースもあります。
防犯ブザーや催涙スプレーなどは、緊急時では緊張と恐怖でなかなか使えません。
日頃から護身の知識を伝え、親子で練習を重ねていきましょう。
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神奈川県横浜市在住のHamaです。
高校生の息子と夫の3人暮らし。
花粉症と喘息、原因不明の湿疹を糖質制限やサプリメントだけで治すことができ、とっても幸せな春をすごしています。
それからは栄養素について学んでいます。
主婦目線ですが、心のこと、家族のこと、体のこと・・・
色々なことを共有して役に立てていけたらとっても嬉しいです。
よろしくおねがいします。
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