東京都内で本格クラフトビールを味わうなら!スコットランド発・六本木「ブリュードッグ(BrewDog Roppogi)」の楽しみ方
NHK連続テレビ小説で、主人公がウィスキー造りの修行に行くスコットランド。
ディストラリー(蒸留所)が数多いアバディーンシャーは、うねるような緑の大地が美しく、イギリス王室の離宮バルモラル城があることでも知られています。
清らかな水で美味しいお酒が造れるところです。
緑がどこまでも続くアバディーンシャーの美しい大地
夏の間、イギリス王室の方々が住まわれるバルモラル城
“スコッチ・ウィスキー”とは、単にスコットランドで造られたというだけではなく、スコッチ・ウィスキー規則という法律上の細かい定義があります。
水と発芽させて大麦から蒸留したもので添加物なし、オーク樽を使ってスコットランドで3年以上熟成、アルコール度数は40%以上など。
お酒が好きなスコットランドの人は、その味を守るためにはきちんとこのようなルールを決めているのです。
アバディーンから車で2時間ほどのスペイサイドにあるグレンフィティック蒸留所。
日本でもお馴染みのスコッチ・ウィスキー。
ずらりと並ぶ、スティルと呼ばれる蒸留機
スコットランドは冷涼な気候と清らかな水があって、ビール造りにも向いた土地です。
そこで2007年4月、至高のビールを造ろうと、若干24歳という若さでジェームズ・ワットが創業したのがBrewDog (ブリュードッグ)。
こだわりの味が支持されて、日本でも2008年から販売を開始、2014年には六本木に世界15店舗となるオフィシャルバー「BrewDog Roppogi」をオープンしたのでした。
看板商品の「パンクイIPA」はホップを通常のラガービールの40倍以上投入。
IPA(インディアン・ペール・エール)の特徴である苦みにホップから来る柑橘系のアロマが、癖になる美味しさです。
サーバーから注ぐビールのおいしさは格別。
BrewDog のビール10種と世界中のゲストビール10種類の、合計20種類の樽生が味わえます。
訪れた日はイベントで、英国のお菓子とビールという珍しい組み合わせにトライ。
レッドエールの苦みとアップルパイ酸味とシナモンやバターの香りが、意外にとてもマッチします。
BrewDogの個性的なブランドイメージを表現して、ヨークシャーの映画館で使用されていたシネマシートを再生したり、ヴィンテージの赤いレザーを使ったソファなど内装も素敵です。
パンチが効いた、美味しいスコットランドのビールを、まずは六本木で試してみてはいかがでしょうか。
“LOVE HOPS”がさすがスコットランドらしい
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海外・国内旅行、グルメ・レストラン、スパ、ライフスタイルの専門家
ロンリープラネット日本語版(メディアファクトリー)編集マネジャーを経て、旅を楽しむライフスタイルの提案を様々なメディアで執筆。日本旅行作家協会会員。
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