相談できない環境が、いじめ悪化を促す?イジメを真の解決へと導くための対処法 (2/2)

執筆者: 中西ふじよ 職業:自営業主

おわりに

いじめが発覚すると、教師はすぐに解決をしたがります。

実は、彼女の小学時代の学校の対応はそうだったようです。

いじめをした児童と保護者が、彼女に謝罪をする。

それでチャンチャンとなり「いじめは解決しました。安心して登校してください」と。


形だけの謝罪は、いじめをエスカレートさせます。

「あいつがチクったから叱られた」となり、影でのいじめがエスカレートします。


いじめられる生徒も、いじめてしまう生徒も、学校にとっては大切な生徒であり、大切な命です。
もし、あなたがいじめを受けているとしたら、目を閉じてゆっくり思い浮かべてみて下さい。

「この人になら話せる」そんな人が見つかるかもしれません。

そういう人が存在したら、その人の懐に飛び込んでみましょう。


誰かが自分のことに親身になってくれる。この人に話せば一緒に考えてくれる。

そんな人が家族であれば1番です。

でも、家族以外の誰かでも良いのです。  

 

 

いじめを受けていることを、とにかく発信しましょう。

最初は小さな声からでも、その声が、やがては大きな力となって届きます。

決して、自分1人で抱え込まないで下さい。

 

大切なあなたの人生、応援しています。

 
 コラムニスト情報
中西ふじよ
性別:女性  |   現在地:愛知県豊田市  |   職業:自営業主

豊田市に在住しています。豊田市内の公立中学校で28年勤務。その後、退職しOffice☆Fujiyoの代表となり、各種相談(いじめ・不登校・虐待・対教師不信など)や教育講演会を行っています。また、ハンディキャップを持っているお子さんの自立をサポートする福祉イベントも豊田市内で開催しています。